1年生 2年生 3年生
1年:せんのかんじいいかんじ(写真1) 2年:かさじぞう(写真2) 3年生:万華鏡版画(写真3)
5年生 6年生 彫り進み版画
5年:ホワイトボード(写真4) 6年:ほり進み版画(写真5) 6年:ほり進み版画2 (写真6)

 「三寒四温※」を繰り返して春がやってきます。さて、3学期の参観・懇談を学年組別に2月17日~24日まで実施しました。児童玄関前では、保護者の皆さまを「児童作品展」がお出迎えです。1年生(写真1)、2年生(写真2)、3年生(写真3)、5年生(写真4)、6年生は彫り進み版画の技法を使って「生き物のまなざし 動物(写真5、6)」を制作しました。(4年生は立体作品のため児童玄関前には掲示せず)※三寒四温 冬の時期に寒い日が約3日続くと暖かい日が約4日後に続くこと。

 玄関前児童作品展生き物のまなざし「動物」 6年生は「ほり進み版画」に挑んだ。「彫り進み版画」とは「彫り」と「刷り」とを繰り返す版画である。6年生は彫って、刷って、彫って、刷って、また彫って刷っての行程を3回繰り返した。これで味わいのある「動物」が完成するのだ。3色の色の順番を変えることで違う色も表現できる。例えば同じ版を使って、その版に黄色のインクを付けて刷り取る。その刷り取った紙に今度は青色のインキを付けた版木を重ねたら・・・。黄色の時も青色の時も全く同じ版であったなら2色は完全に重なるだけ。刷りを重ねても黄色は青色に覆われ最初に黄色は見えない。そこで刷り重ねる前に版の形を変える。こうすると1回目と2回目は完全に重なるのではなく一部が重ならない。これで最初に使った黄色も刷りに現れる。

 作品を彫る前に6年生は頭のなかで彫り進んだ後、どのように彫ればどのように刷れるのか考えた。先生が6通りの見本を示してくれた。これは算数の思考もいるな。完成した作品をよく見ると青、赤、黄色以外の色が垣間見える。ある動物「背景を全部青色にせず下の方を彫ってオレンジ色にしました」。6年生は刷る順番を変えることで多色刷りを楽しんだ。味わいある動物、生き物のまなざしが来校された保護者の皆さまを迎える。作品を楽しんでいただけたら幸いです。鑑賞・参観いただきありがとうございました。

彫り進み まなざしみつめ 春を待つ(上写真)