6年 道徳 道徳 板書 道徳研修
6年生道徳 生きる力(写真1)

6年生道徳板書(写真2) 

授業研:道徳研修(写真3) 

 にしおかは日増しにセミの声が大きく鳴っています。さて、昨日13日水曜日の放課後は、6年生一クラスを残しての「道徳研究授業」です。主題は「働くことの意義(写真1)」で、働くことや社会に奉仕することの充実感を味わうとともに、その意義を理解し、公共のために役に立つがめあてでした。授業終了後は板書(写真2)をもとに、すべての先生が参加しての研究討議を多目的室でおこないました(写真3)。6年生 道徳研究授業

 「道徳」研究授業を始めるにあたって  

 小学校では2018(平成31)年度から”道徳”は教科となった。ただ知識を覚えさせるだけでなく、問題解決的な学習や体験的な学習を取り入れ、知識をもとに考え話し合い答えのない生き方を探すのが道徳だ。道徳の授業は「自己の生き方についての考えを深める」ため、自分の考えと向き合う必要がある。道徳に正解はない。担任の先生は子どもと一緒に生き方を考え模索する。

 西丘小”道徳”である。”道徳”はすべての先生が関わる授業だ。未来を見据えて西丘小教員で道徳の授業方法等を全職員で共有しよう。そのために6年生の一クラスを残し、すべての先生で授業を見学することを決めた。6年学年団がサポートする。1組が残った。もちろん居残りではない、選ばれたのだ、だから誇りに思っていいよ・・担任からの事前説明に「やった!」多くの先生に見られることに意欲あふれだす1組だった。

 6年1組 道徳研究授業(左上写真) 道徳の授業が始まった。今回の教材は”母の仕事(日本文教出版 生きる力6)”である。毎日仕事が大変そうな母に「やめればいいのに。」と言った「私」は、母から仕事の話を聞く。そんなに腰が痛むの。お仕事やめればいいのに。・・・人ごとではない。自分事として考える。授業は時折3人組となって集まりスピーディーに話しあう。意見を出す。考える。お金のために働く。大変だから働かない。大変は生きがい。大変はとらえ方次第でマイナスにもプラス思考にもなるやん。喜ぶ笑顔がみたい。「働くことの意義」は「大変」をさかいに右往左往する。担任の先生の発問が鋭くなった。沈黙。窓の外では蝉がみーんみーんと手があがるのをせかす。担任「セミの声よりあなた達の声がききたい」。・・・授業終了10分前だ。答えはないが自分事として考え授業をふりかえり自分の考えをまとめた。1組の人たちは何を感じただろう。

窓の外 考えめぐらし セミが鳴き

             ど どうして?頭はどしゃぶり

              う うんと悩み

               と とことん考え

                く くもりのち晴れ