一人一台タブレットを使って 協同作業 パワーポイントを使って
国語「和の文化」(写真1) 協同学習でプレゼン資料作成(写真2) 私の担当はここ(写真3)

 寒さが日ごとに増します今日この頃、にしおかでは「一人一台タブレット」を使った学びを推し進めています。さて、5年生では国語の時間に、「和の文化」についてテーマを決めて調べ、プレゼン資料を作成し発表までをおこないました(下写真)。使ったソフトはオフィス365の「Teams」です。ICT支援員さんの協力を得て子ども達はチーム一丸となって主体的な協同作業をすすめてくれました。

 プレゼン「和の文化」 Teamsを使った学び・・・5年生国語「和の文化」

 オフィス365の奥は深い。そのなかでもTeamsは有効なツールであると情報担当者は言う。そこで高学年ではTeamsと友好な関係を結ぶべく授業計画を立てた。そもそもTeamsとはなんだ?Microsoftの製品で、チャットをベースに様々な機能が利用できるツールである。チーム内でのチャットやファイルの管理、オンライン会議も時間無制限で可能だ。西丘小5年生では、特に参加者同士で同時にファイルの作成・更新を行う目的で使った。作業の効率化とグループ学習、主体的な学びでTeamsには活躍してもらおう。

 5年生国語の授業、主題は「和の文化」である。タブレットを使った最初の時間は情報モラル教育だった。Teamsへのログインの仕方から始まり、使っていくうえでの危険性にも触れた。iPadでTeamsを開く。クラスでグループを作りメッセージ機能を説明した後、自由に書き込んだ。つい嬉しくなって書いちゃう人多数。???の投稿も数多くあった。先生「すべてのグループには先生も入っています。他のメンバーも見ています。それと、一度打ち込んだメッセージはここでは消すことができません」児童「えー。こわっ」そうなのだ。先生「だから、投稿のエンターキーを押す前に文章を確認し誰に見られてもいい内容を投稿してください」そうそう。SNSの世界では一度配信したら取り返しのつかないことが日々現実におこっている。デジタルタトゥーはこわい。デジタルタトゥーとは、デジタルという言葉とtatoo(刺青、タトゥー)を組み合わせた造語で、インターネット上に書き込まれたコメントや画像などは、一度拡散されてしまうと半永久的にインターネット上に残ることをいう。授業で使うTeamsには制限を設けて、発信する際の慎重さを学ぶのであった。

 2、3時間目からはプレゼン資料の作成に入った。主題は、「和の文化」だ。クラスは情報工房「和の文化」と化した(写真1)。和とは?協同学習で和についていろいろ考えた(写真2)。お城を調べるグループ、和食グループ、年中行事グループ、おもちグループ・・・。おもちとはおもちろい。おもちグループは、おもちの発祥、おもちの歴史、おもちの種類、おもちの魅力、おもちを使ったレシピ等シートのテーマを決めた。私の担当はここ(写真3)。イラストを使う。多すぎる。減らそう。アニメーションを入れたら?1枚のシートを話しあいながら作っていく。時折先生のアドバイスが入る。先生「見出しの位置やアニメーションは効果的に。文字が順番に出た方が見る人を惹きつけるよ。文字の大きさは?教室のモニターで読める字を考えて!色も大事。グラフを載せる場合は出典をあきらかにしてね」。侃々諤々(かんかんがくがく)の末プレゼン資料が完成した。4時間目、5時間目を使って発表だ。プレゼン力をつけるのもめあてのひとつである。皆、威風堂々と発表をおこなった。

Teamsによるチームのための 協同学習