問題 食物アレルギーについて 食物アレルギー ワーク ワークを考える
食物アレルギーについて(写真1) 食品表示ワークで確認(写真2) どの表示を見ればいいか?(写真3)

 寒さが日ごとに増します今日この頃、学校の楽しみのひとつが学校給食です。何でも食べるのが一番ですが「食物アレルギー」は気になるところです。そこで、家庭科では、その道の専門家にお願いして出前授業をしていただきました。東京から、株式会社永谷園の講師の方がオンラインアプリズームを使って5年生4クラスの皆さんに食物アレルギーとは・・・と語っていただきました。

 食物アレルギー・・・具合が悪くならないように

 食物アレルギー配慮商品を持つ食品メーカーは、「食物アレルギーの有無にかかわらず、みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現」に貢献することを活動理念とし、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの協同開発、啓発活動に取り組んでおられる。その取り組みを、「プロジェクトA」と呼ぶ。AはアレルギーのAだそうだ(永谷園ホームページより)。家庭科担当者は、食物アレルギーについて理解を深めて欲しいと「プロジェクトA ”知ろう!学ぼう!食物アレルギー みんなでいっしょにおいしく食べよう」出前講座に申し込んでいた。日程調整をし2022年12月14日5時間目、東京都港区西新橋(東京タワーの近く)永谷園本社ビルからオンラインで西丘小に出前講座はやってきた。

 知ろう!学ぼう!食物アレルギー教室開講・・・5年生4クラスの大型モニターに永谷園の先生が映し出された。以下永谷園さん「西丘小の皆さん、聞こえますか!」5年生「はーい」よく聞こえる感度は良好だ。(左上写真)食物アレルギーが少しでも子どもたちの記憶に残って欲しいと永谷園さんは期待する。知らないと不安、知っていると安心して食べることができるからだ。食物アレルギーについて社会で学ぶ機会は少ないので、小さい頃から食物アレルギーについての知識を持つ。将来自分がなる可能性もあるからだ。からだは大事。からだに入る食べ物に関心を深めることも目的のひとつだった。事前に副読本「知ろう!学ぼう!食物アレルギー」を学習していた5年生であるが、永谷園さんは、食物アレルギーとは?食物アレルギーは人それぞれ?食物アレルギーの原因なる食べ物は?(卵・牛乳・小麦等)などなどわかりやすく教えてくれた。

 授業は副読本をもとにしたクイズへと進む(写真1)。・・・では、この中に食物アレルギーの原因物質卵を使用して作るものはどれでしょう?(1からあげ 2にもの 3みたらしだんご 4ハンバーグ)5年生「全部」「みたらしは使ってないだろう」「ハンバーグじゃない」「からあげのころもは卵?」・・・。正解はからあげ(ころも)、ハンバーグ(つなぎ)だった。人は見かけによらないが、実は食べ物も見かけにはよらないのだ。みたらしに卵を混ぜて作っているかもしれない。永谷園さん「だから飲食店だったらお店の人に聞く。買ってきたものなら成分表示で確認すると安心して食べられます」なるほど。最後は、食物アレルギーについての学びを確認する。特定原材料に関わる表示の見方を体験するワークをおこなった(写真2)。商品のパッケージをみて、どこを見たらいいか3カ所に○をつけるのだ(写真3)。5年生はほぼ全員が正解する。永谷園さん「皆さんは素晴らしい。すごい5年生ですね。画面を通して食物アレルギーについて理解を深めたことが伝わり、楽しく授業ができました。これからは成分表示に注意して楽しく食べてください」表示はアレルギーの人にとって大切なんだと知った。永谷園さん、安心安全な授業ありがとうございました。

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