今日はとびばこです とびばこ 体育 とびばこ
研究授業 体育集合(写真1) 研究授業 体育ポイント(写真2) 研究授業 体育跳び箱実践(写真3)

 天高く馬肥ゆる秋、学びの秋、運動の秋、読書の秋です。さて、にしおかでは10月の研究授業に続き11月2日(水)と17日(木)は研究授業の「秋」その2です。2日は2年生で担任が「道徳」の研究授業(下写真)、教材は「わりこみ」です。17日は教育実習生が「体育」の研究授業、内容は「跳び箱」をおこないました。

 道徳研究授業研究授業 2年生担任 道徳研究授業(2年生)・・・道徳の授業は「自己の生き方についての考えを深める」ため、自分の考えと向き合う必要がある。道徳に正解はない。今回の教材は、「わりこみ」(日本文教出版『小学どうとく 生きる力2』)だ。わりこみはいけない。わかっている。すべり台の順番待ちで、はじめは割込みをされて憤る「ぼく」が、自分のすぐ後ろなら「かまわないかな」と思う。しかし、他の人の「ずるいなあ」という声を聞いて、悪いことは悪いと気づき「わりこみはいけないよ」と、はっきり注意するという内容である。

 実際学校生活でも順番に列に並ぶという場面が多くある。担任はクラスで実演しわりこみを深掘りする。やっぱりわりこみはいけないよ。児童達は、「周りの友達が困る。悲しむよね」と周囲の人の存在を意識していく。2年生は気持ちよくすっきりするを実感していった。

 教育実習生 体育研究授業(2年生)・・・実は西丘には11月7日より教育実習生が来ている。その実習の総仕上げが研究授業と呼ばれるもの。研究授業では、校長先生が、2年生の先生方が実習生を取り囲む。2年生はふだんどおり猫をかぶることもなく、いつもと同じ温かいまなざしで集合した写真1。実習生は先生になることを志し専門の勉強を大学で学んだ。今を学び今を行く実習生。今日は2年生児童から学ぶ。体育館に跳び箱が並んだ。3段と4段である。身長で跳び箱を選ぶ。めあては、「ポイントを押さえて跳び箱を跳び越える」である。ポイントは3つ(写真2)。ここを押さえておかないと跳べる箱も跳べない。①手の位置(跳び箱の奥に手を置く)②両足踏切(片足踏切だと上手く飛べない)③おしりの高さ(跳び箱を跳ぶ時の体勢を意識する)説明後は習うより跳ぼう。数多く跳ぶ。3段が跳べる児童は4段へチャレンジする。おしりが跳び箱に飛び乗った児童には、「手の位置をもっと深く(奥へ)!」とアドバイスを送る。児童「跳べたー」その言葉が何より嬉しい実習生であった。跳べない児童には明日はきっと跳べる。繰り返し練習しよう写真3。授業を終え2年生は3つのポイントを理解したようだ。きっと実習生は明日の教育界を担う人材として羽ばたいてくれるだろう。

 研究授業を終えて 実習生A「研究授業では、子どもたちが元気よく跳び箱にチャレンジしてくれたのでとても嬉しかったです。今回の授業は、楽しくケガ無く運動量の多い授業を行うことが私の中の目標でもあったので、子どもたちの協力のおかげで達成することが出来ました。2週間という短い間でしたが、より教師になりたいという気持ちが強くなりました。ご指導いただいた先生方、たくさん協力してくれた子どもたちに心から感謝いたします。本当にありがとうございました」

 秋深し 手は深く奥 跳び越える