1970年頃 1994年頃 旧校舎

1970年頃の千里(写真1)

1990年頃の千里(写真2)

西丘小旧校舎(写真3)

 にしおかはぽかぽかとお花が咲いています。6月は雨に映えるアジサイの花が美しい季節でもあります。さて、6月6日は「創立記念日」、西丘小56歳のお誕生日です。今年の※6月6日は月曜日なので西丘小の皆さんにとっては3連休となります。西丘小を誇りに思い、56年の重みをかみしめ6月6日という日を有意義に過ごしましょう。※6月6日は“芸事や習い事は6歳の6月6日から始めると上達する”と言われることから全国楽器協会が制定した「楽器の日」でもあります。何かを始めるきっかけの日にしてもいいかもしれません。開校当初の西丘小付近

 西丘小 千里の地に56年

 千里ニュータウンは、1962 年~1970 年の高度経済成長期に建設された(1970 年頃 写真1)。若い核家族が多く入居し完成と同時期の 1970 年にはEXPO’70 が開催され、交通も環境も整備される。千里ニュータウンの名は全国で有名になり社会科の教科書にも掲載された。1990年代になると少子高齢化や建物の老朽化などの問題に直面し街の活性化などの必要性が本格化していく(1990 年頃 写真2)。現在、千里の街はニュータウンらしい開放感を生かしながら立地の良さを生かして団地の建替や民間マンションの建設がすすんでいる(参考:千里ニュータウン情報館)。

 西丘小学校の歴史 西丘小学校は昭和42年(1967年)に豊中市で25番目の小学校として東丘小学校内に開校した。開校当時の児童数は72名で、ちょうど大阪万博(1970年)に向け千里インター付近一帯は工事が急ピッチで進んでいた頃である(左上写真)。竹林だった千里地区はどんどん開発され、児童数も比例して増え続けた。昭和51年(1976年)には1125名を数えるマンモス校となった。しかし、千里地区の少子高齢化による影響で平成11年(1999年)には167名(各学年1クラス)にまで減少する。だが、その後の団地の建て替えや高層マンションの建設により急増に転じ、令和4年(2022年)度5月1日現在の在籍児童数は659名となっている。西丘小においても校舎の老衰化はまぬがれない。平成27年(2017年)新校舎が竣工、旧校舎(写真3)ありがとう、と取り壊され吹き抜けの図書館とともに今の時代に即した校舎へと生まれかわった。11月には新校舎祝いと兼ね創立50周年の周年行事も挙行した。開放感あふれる教室、広い廊下は新型コロナウイルス禍においても優れた換気性能を発揮している。

 西丘小関係者の皆さまへ 令和4年(2022年)6月6日(月)は西丘小学校56回目の創立記念日です。学校は休業日となり、子どもたちはお休みです。開校以来、地域とともに発展してきた西丘小学校の歴史を大切にしつつ千里の道も一歩から、56年目の新たなページを刻んでいきたいと思います。

                   夏の音 千里とともに 西丘小  
           に にこにこ笑顔があふれる子
            し しっかりまなびかんがえる子
             お おもいやりがありやさしい子

              か からだとこころをきたえる子