にがり運び にがりまき テント設営
にがり運び(写真1) にがりまき(写真2) テント設営(写真3)

 台風12号13号、その後14号も発生しその進路が気になるところです。さて、気になるといえば秋の運動会実施にむけての安全です。昨日13日の放課後は教職員総出による運動場での「にがりまき、テント設営(下写真)」を実施しました。にがりは土質を安定させケガ防止に、テント設営は熱中症予防につながります。

にがりまき・テント設営 9月13日放課後の西丘運動場 いたるところに職員あり 

 西丘の運動会は10月8日(土)に予定している。現在のコロナ感染状況を踏まえ、昨年同様に低学年、中学年、高学年と3つに分けての開催だ。目標は「日頃の体育活動の成果を発表するとともに、友達と助け合い競技や演技への参加の楽しさや感動を味わう」、「主体的、積極的に参加し、集団の一員としての喜びと自覚を感じる」の2つである。目標達成のため運動会に向けての公式練習は9月20日から始まるのだが、それまで手をこまねいている西丘教職員ではない。運動会の安全を期するため、毎年運動会前に「にがりまき」をおこなっているのだ。同時に練習中の日陰を確保するためのテント設営もおこなった。

 にがりまき・テント設営 にがりとは漢字で「苦汁」と書く。苦そうな名前である。塩化マグネシウムを主成分とし、豆腐の凝固剤などにも用いられるが運動場にまくのも”にがり”という。では、何のために運動場に”にがり”をまくのか?豆腐はつくらない。砂ぼこりを抑え(防塵)、土質を安定させ締めるためだった。ケガを予防し運動をするのに快適な環境を維持するメリットが”にがり”にはある。

にがり

 まずプール倉庫に置いてあったにがり約30袋を運動場(児童が走り踊るだろう周辺)まで運ぶ。一輪車に4袋ずつ乗せ運んで置いていくのだが(写真1)、にがりは一袋25kg(右写真)あるから100kg、結構重い。置かれた袋はよってたかってスコップで穴を開け周辺にまいていく写真2。中身が少なくなれば袋を持ちグランドに流しながら歩く。最初重くても徐々に軽くなるのがうれしい。グランド一面に縞模様が出来上がったところで竹ぼうきではく。ぶらしが活躍をする。ある程度まき終わったところで保健体育部指揮の先生がまきを入れる。的確な指示をする。「次はテントを設営します(ああしてこうして・・・)」手があいた先生からテント設営をおこなっていく。テント設営というと重くて骨組みがわからん。入らないパイプ、段取りを間違えると時間がかかるのがテント設営の常であったが今は違う。西丘のテントはPTAからの寄贈(ありがとうございます)、令和に入って新調したものである。軽くて丈夫。ワンタッチとまではいかないがあっという間に6張りが完成した(写真3)。運動会準備は誰かの仕事で出来ている。いたるところに教職員がいた。

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