けん玉の世界 けん玉教室 技紹介 技)とめけん
けん玉の技(写真1) けん玉技1級:灯台(写真2) けん玉技6級:とめ剣(写真3)

 寒さが深まる1月中旬、にしおかでは次世代を担う子どもたちの集中力を深めたいと考えています。そこで、1年生の生活科ではその道の専門家にお願いし出前授業をしていただきました。日本けん玉協会公認指導員の川村先生(6段)、林先生(4段)です。けん玉の世界に誘われ、1月16日(月)多目的教室に1年生が参集し、たこやき一丁(下写真)!手乗せ灯台ゲーム等様々な技に挑みました。

けん玉教室 「けん玉教室」開催・・・1年生生活科

 けん玉の歴史は古いが競技けん玉の歴史は意外と浅い。1975年、童話作家の藤原さんが日本けん玉協会を立ち上げ、より多くの人たちが同じルールで遊べるようにという目的で統一された規格の競技用けん玉と統一ルールができた。協会は、けん玉の基本理念を「けん玉道」と称し、正式な作法を定めこれを指導し普及に努めておられる。その役割を担っておられるのが、けん玉歴25年の川村先生と林先生だった。 協会のホームページによると、けん玉は脳へ好影響をおよぼすらしい。現在のけん玉は、「けん」と「大皿・小皿」、それに「玉」の組み合わせでできている。「玉」は約40cmの糸で結ばれており、これをうまく操って玉を大皿、小皿に乗せ、けん先で受け止めとめるとそこから数え切れないほどの技が出てくるのだ。大皿や小皿にのせたり、もしかめ(技の名前)を行う動作は集中力を鍛える。また、新しい技にチャレンジすれば脳が活性化すると言われている。遊びながら集中力を高めて欲しいと「けん玉教室」を開催したのだった。

 西丘小多目的室 2限~4限 けん玉の先生が多目的室にやってきた たこやき一丁!!

 先生が前に立つ。基本スタイルのけん玉を首にかけ、けん玉の歴史を語る。日本ではなくフランスが発祥だと知った。へー。まず先生は、1級から10級までのけん玉の技(写真1)を紹介し、1級:灯台(写真2)、2級:世界一周、3級:日本1周・・6級:とめ剣(写真3)・・10級:大皿、などなど模範演技をされた。みんなによく見えるように特大のけん玉を使って技が繰り広げられる。すごい。赤い大玉が空中遊泳の旅を成功するたびに1年生は拍手喝采だ!すごい。

 にしおかにはけん玉協会公認けん玉をクラス分用意している。習うより慣れろ。ではやってみよう。ということで基本の持ち方を先生から教わった。ウォーミングアップをすませ、全員で「たこやき一丁」ゲームに挑戦だ。「たこやき一丁」ゲームとは、けん玉の技のひとつである。床に置いた玉をけんを引いて転がし転がってきた玉を一度とめ、狙いをさだめてけんで中心の穴をさす。刺さったら「たこやき一丁」と多目的室の中心で叫び立ち上がる。1番に立ったら優勝だ。全員正座をしけん玉を床に置き心を鎮める。気持ちは目の前のたこ焼き、いや玉に集中する。先生「たこやき1丁ゲームを始めます。手は後ろ。まだまだ。では、はじめ!」赤玉がいっせいに転がった。いったん止める。これがなかなか難しい。止まった。突き刺す!刺さった。多目的室に「たこやき一丁!」が連呼する。「たこやき一丁!」「たこやき一丁!」あちこちでたこやき一丁を成功させていく。今日の成功は明日の成功へとつながるはずだ。 競技けん玉の歴史は意外と浅いが奥は深い。

けん玉や たこやき一丁 腕伸ばし