走るんジャー こつこつイエローで 記録の確認
走るんジャー動画(写真1) 音楽を聴きながら走る♪(写真2) 終了後のふりかえり(写真3)

   お正月の風物詩といえば箱根駅伝、冬の西丘の風物詩といえば持久走です。今体育の授業では1月末からおこなう持久走記録会に向け運動場を走っています。児童朝会で各クラスに配信した体育委員会制作「走るんジャー参上~持久走の正しいペース配分を知る~(写真1)」動画を意識し、先週の金曜日は4年生が音楽に合わせて走りました(下写真)。

 持久走(4年生)音楽を流して 「走る」。走るスペシャリストといえば、2000年のシドニーオリンピックで金メダルを取った高橋尚子さんが有名である。高橋選手は音楽を効果的に練習で取り入れていたそうだ。さて、万博外周をイヤホンをつけて音楽を聴きながら走っている人を見かける。楽しそうに走っている人が多い(万博外周を走る際は周囲に気をつけて走りましょう)。では、音楽を聴きながら走るとどのような効果が得られるのだろうか?持久走、楽しくなけりゃ続かない。苦手な人にとってはつらいし。音楽を聴きながら走るとリズムやテンポが脳を刺激し、同じ時間を過ごすにしても音楽を聴くことで時間の経過が早く感じられる。そこでにしおかでは、スピーカーから音楽を流して走った。学習指導要領においても、音楽に合わせて運動をするなどの工夫を図ると記されている。子どもたちの好きな音楽を流すことで気持ちよい走りにつなげよう。にしおか保健体育部では、1曲1分楽しそうな曲を厳選し各学年に配給した。4年生なら6曲だ。持久走は一定の時間走り続けることを目的とするので他人とは競わない。つまり「ライバルは自分」だ。音楽を6曲聴きながら4年生は走る。1周140mのトラックを6分間走る。

 こつこつイエロー 1月20日4年生体育  授業が始まった。3人一組で走る。一人は10m毎のコーンの数を数える。もう一人は1分ごとにコーンの個数を記録する。これにより1分ごとに自分が何メートル走ったかが記録される。最初だけスタートダッシュするレッドなのか、最後だけペースをあげるブルーなのか、はたまたコツコツ走るイエローなのかがわかるのだ。もう一人は、もちろん走った。目指す走り方はこつこつイエローである。スタート!1分のラップを刻む。1分で1曲リズムの良い曲が流れる写真2。最初の1曲と最後の1曲はわざとテンポの遅い曲を実は流している。これで最初だけレッドや、最後だけブルーを牽制する。1分が過ぎると曲が変わった。先生「1分経過、無理しないでいいよ。自分のペースで走りましょう」。叱咤激励の声もとぶ。はげましのアナウンスが背中を後押しする。「・・・6分!歩いて自分のコーンに戻りましょう」。最後は自分の記録を振り返る(写真3)、持久走記録会の記録は1年前の記録も残っている。こつこつイエローになって過去の自分をかっこよく超えよう。走ることが楽しめるようになった人は逆境にも強くなる。児童期に鍛えた足は、しゃべりませんが、大人になってからものを言います。

冬空に こつこつ走る 意識して

 は  ハイ&ローペースはNO

   し  しっかりマイペース  

      る るんるん音楽で走る