朝読書 辞書   辞書消毒

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新たな日常:辞書消毒(写真3)

 再開4日目です。朝読が始まり(写真1)日常が戻りつつありますが、新型コロナウイルスが収まったわけではありません。一昨日東京で新規感染者が34人確認されて、警戒しましょうと「東京アラート」が初発令されました。学校は再開されましたが、長期間、この新たな感染症と社会で共生していかなければなりません。そのために、昨日に引き続き、生徒指導担当者から次の2点に絞って朝の放送で呼びかけました。

・朝「健康観察カード」を忘れず生徒玄関前で出す。・休み時間等、「ソーシャルディスタンス」を守る図書館

 教育活動の段階的再開4日目

 6月1日(月)から12日(金)までは、学校の本格再開に向けた「スタートアップ期間」として位置づけられた。今日4日は偶数番号の生徒が2回目の登校である。また、6月4日は虫の日でもあるが、スズメ蜂にはご遠慮願いたいものだ。さて、今朝は蒸し蒸しすることもなく、爽やかな日差しの中、九中生は校門をくぐった。健康観察カードを持参していなかった生徒が今日も二桁となった(11人)。忘れる人が多いほど、別室での健康観察、検温が必要となるのを知ってほしい。「毎日の学校生活を、自分を大切に、周りを大切にして過ごしていきましょう。」という目標のために、健康観察カードを忘れずにお願いします。

 豊中市立第九中学校 図書館で「dish」を引いてみよう 辞書学習 

 2年生の英語の授業は教室を飛び出した。図書館前で手洗いをして図書館へ。辞書学習(教科書p7)をおこなうためである。ひとつの語がいろいろな品詞や意味をもっていることを知り、文のなかで適切な意味を自分で選べるようになれば素晴らしい。これから出会うであろう幾多の英文を自分で読むための一歩が、辞書を引く。英語の世界を知る偉大な一歩だ。

 この時間の目標は、「英和辞書で、①見出し語を見つけ、②例文を見て、語のイメージをつかむことができる。まず、よく知っている「dish」を引いてみよう(写真2)。ふむふむ。見出し語には、おなじみの「さら」という意味が出てきた。じゃあ、どんな形のさらを指す?辞書には「料理を入れて食卓まで運ぶ陶器、金属、ガラス、木の円形または細長い卵形の深い大ざら」とあった。類語としてplateやsaucerなど、いろいろな「さら」も載っている。ここが紙の辞書の優れたところ。絵の上手な子は、わかりやすく3つの違いを表現してくれた。dish・plate・saucerを知ると、自分のほしい「さら」を求めることができる。「さら」以降はtrain に行こう!すでに学習した「列車」の意味のほかに、「列」「連続」「訓練する」など、「長く続くもの」というイメージをもった語だ。このイメージをもって、英文のなかで、trainがどんな意味になるかも考えて行こう。Let’s go by train.(生徒訳:列車で行こう。)I am training for the Tokyo Olympics.(生徒訳:東京オリンピックにむけてトレーニングしている。)A long train of soccer fans is going to Suita Stadium.(生徒訳:サッカーファンの長い行列が吹田スタジアムまで続いている。)図書館に日常が戻ってきた。授業終了後、生徒達は手洗い場へ。先生達は辞書消毒をおこない(写真3)、新たな日常に取り組む。

 教科担当者「これまで教室でおこなっていた協働学習の形ではありませんが、6人掛けの机に対面しないよう3人が座り、お互いに距離(ソーシャルディスタンス)を考えながら、そっと助け合ったり、考えを共有している姿がありました。一緒に学習する楽しさを、あらためて感じる時間でした。図書館での学習は気分転換にもなりホッとしたようです。」

何を学ぶのか 辞書から広がる世界