1年生避難訓練 

運動場へ避難 

子猫溝に転落 

  避難訓練:体育館へ(写真1) 避難訓練:運動場へ(写真2)

猫命救助:消防署へ(写真3) 

 7月に入り梅雨らしくなってきました。さて、豊中市立第九中学校では、毎年1学期に避難訓練をおこなっています。「豊中市立第九中学校C棟2階男子トイレから白い煙があがった(つもり)。”火事だ!”火炎発見。先生が報知器に走った、押した。ジリジリジリジリーンー。教頭先生が緊急放送を流す。」しかし、今年は、新型コロナウイルス対策で3学年が密になるのを避けるため、終礼後、学年別避難訓練に変更しました。3年生は7月1日(水)、2年生は2日(木)、3年生は3日(金)です。(本日健康観察カード忘れ19名)避難訓練2年生

 学年別避難訓練 避難経路の確認

 火災発生!避難訓練を実施した。目的は安全を第一に考え、防災の意識を高めることである。避難訓練の合い言葉は、「お・は・し・も」だ。押さない。走らない。しゃべらない。戻らない。担任の先生から避難時の注意を受け運動場へ!の予定であったが、1日、3日は雨天である。1、3年生は、教室で避難経路を確認後、グランド状態不良のため体育館へと避難した。体育館では、密にならないよう距離を前後左右⒈5mはとる(事前に体育の先生がポイントをとっていた)。ほぼほぼ、体育館全面に生徒がひろがった(写真1)。ソーシャルディスタンスを考えると、体育館収容人数は1学年が限界であろう。集合後、1、3年生は生徒指導担当者から諸注意をおこなった。

 生徒指導担当者「以前も大きな地震が起こった時に、グラウンドに集まったことがあります。いざという時のためしっかりと避難経路を確認しておきましょう。3年生:スマートフォンの使用、アプリの使い方が気になります。うまいこと使えないのであれば使わないように。1年生:休み時間の過ごし方が気になります。周りに気を配って行動しましょう。近くにいる先生に困ったことなどがあれば相談をしてください」

 7月2日(木)は梅雨の晴れ間がひろがった。2年生は予定どおり、運動場へ避難だ(左上写真)。生徒玄関を出るまでは、ハンカチ等で口をふさぎ、校内では走らない・・・。運動場へでたら一目散に北門へ走ろう(写真2)!生徒たちが北門前に集合した後、全体指揮の先生が、2年生全員無事を確認する。避難が早ければ早いほど被害は少ない。   

 消防署レスキュー出動 雨天の中の子猫救出劇 子猫が保護された!救出された子猫!~

 子猫は思った。なんて”日なん”だ!避難訓練を終えた7月3日(金)放課後である。小雨が降る中、生徒からSOSがあった。「排水溝付近に子猫がいたので、助けようとしたら、排水口に落ちてしまいました(写真3)」連絡を受けた生徒指導担当者は、応援の教職員と一緒に現場へと駆けつけた。子猫の姿は発見できない。だが、「にゃぁー」鳴き声が排水口奥からかすかにした。雨の勢いは収まらず、排水口から出る水の流れが増してきた。えさでおびき寄せる作戦等を試みるもうまくいかない。このままなら子猫の命があぶない。ここはプロに相談してみよう。生徒指導担当者が消防署へ電話をかけてみる。消防レスキューが来てくれることになった。しばらくすると、真っ赤な消防車が九中に到着した。消防隊員が排水口奥の子猫を発見。水を流し水圧で反対の排水口に押し流す。隊員は人が一人入ることができるぐらいの幅の隙間に入って、子猫を救助してくれた。「やった!」周りにいた教職員は一同に安堵する。子猫は無事に助け出され保健室でえさをぱくぱく、元気なようだ(右上写真)。その後優しい里親のもとに手渡されていった。

お・は・し・も 押さない。走らない。しゃべらない。戻らない 避難訓練