空気検査  空気検査2  換気のtめの開放

空気検査準備(写真1)

空気検査実施(写真2)

空気検査から・・・(写真3)  

 1月13日大阪に新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく、緊急事態宣言が出されました。政府は、今月7日が期限の緊急事態宣言について、首都圏や関西圏では、医療提供体制が依然としてひっ迫していることなどから、宣言を延長する方向で調整しているとのことです。さて、豊中市立第九中学校では、毎年おこなっている「空気検査」の日程を調節し、本日1年6組の国語の時間におこないました(写真1,2)。コロナウイルス感染防止対策のうえで、空気検査は重要な指標になります。空気検査 国語の授業中

  「月夜の浜辺」窓開放「月夜の浜辺」声は外へ、風はうちへ~  

 窓の外から冷たい風といえば緊急事態宣言下での授業である。今日は年に1回の空気検査の日で、検査に選ばれしクラスは1年6組3限国語の授業であった(左写真)

 今日の授業は、詩『月夜の浜辺』中原中也さんの作品である。”月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちてゐた・・・月に向かつてそれは抛れず浪に向かつてそれは抛れず” 口語自由詩だが、七音・五音(特に七音)のリズムを取り入れている。心に残る詩ではあるが、何故心に残るのか?

 黒板に今日のめあて(目標)が書かれた。『月夜の浜辺』に込められた思いを自分の言葉で表現する。やってみよう。・・・詩の中に、「月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちてゐた」とある。月夜とはどのような状態の夜か。月夜と夜の違いは何か。また、波打際とはその位置がいつも同じものか。これらのことをもとにして、「ボタン」のことを「○○○だからこそ、見つけられたもの」という形で考えてみる。担当者「本来なら班で助け合ってグループ学習をしてもらうのだが、今は緊急事態宣言中なのでそれも出来ない。個人の力で取り組んでみよう」教室の扉が対角線上に15cm開いていた。扉から入る風が心地良い。明日は節分。窓開放「月夜の浜辺」、朗読の声は外へ、風はうちへ。

 教室の空気検査 

 窓の外から冷たい風といえば換気である。1年6組の教室に学校薬剤師の先生がガス検知器等機材を持ち込んだ。2限終わりの休み時間の間に保健の先生が、「今から空気の検査をするから教室の窓を全部開けてー」と声掛けすると生徒達はサッと窓を開け、協力的に動いてくれた。扉も窓も全開なので二酸化炭素濃度は低い。授業開始で窓も扉も閉めるが、対角線上の窓と扉は15cmほど開けておく。15分後・30分後、とそれぞれの時間に二酸化炭素濃度の測定をおこなった。開始5分後には1000PPMを超えた。薬剤師の先生が「1000PPMを超えたので窓と扉は30cm(写真3)開けてください」、30cm開放as soon as(するやいなや)、1000PM超えていたのがものの5分ほどで800PPMまで下がった。驚くべし換気の力。6組の生徒たちは、空気測定の時間中も「月夜の浜辺」に全集中した。

 薬剤師の先生今年度の空気検査は新型コロナウイルスの影響で基準値や検査方法が変わっています。教室の対角線上の扉と窓を、それぞれ10cm~20cm開けて換気しているだけでは基準値の1000PPMをすぐに超えました。九中生は一クラス約40名とたくさん人がいます。扉を開けるのは30cm!この30cmが空気の入れ替えにはとても肝心です。授業中は対角線上に30cm程度開けて換気するようにしましょう

 ウイルスは換気とともに退散し