第九中学校

　暑い夏が去りそろそろ秋風が吹かないかな、と思っていたら週末台風10号が上陸です。特別警報級とはならなかったものの、沖縄から九州に接近しました。さて、その余波が気になる中、特別級（九）な創立50周年記念航空写真を９月９日（水）3・４限目に撮影です（風が強ければ飛行機は飛びません）。暑い日差しを予想していましたがほどよい曇り空、絶好の撮影日和となりました。

    50周年航空写真準備　前日準備作業のため、航空写真の国際総合企画担当者が８日の放課後やって来られた。1000人近くの人文字のデザインを描く。デザインは、生徒会執行部を中心に取り組んで考えてくれたものである（写真上左）。結構な青空の下、結構大変な作業になるのだろうと眺めていたら、たった二人で見る見るうちにラインカーとメジャーを使って下絵を完成させた（写真上中）。後は明日を待つのみだ。しかし９日の天気予報は昼から雨だった。午前中はもってくれることを祈ろう。

　９日朝、航空写真担当者の心は揺れ動く。実施か延期か？台風10号の余波はやってこなかったが、あいつ（雨雲）がやってくるのだ。９日午前８時の雨雲レーダーは、午前中に「一雨やってくる」予報に変わっていた。航空写真担当者は、「人事を尽くして天雲を待つ」か、いや雨雲は待たない。天運を待つ。九中の日ごろの善い行いが、雨雲を九中から遠ざけてくれるだろう。２限目まだ雨は降っていない。とあるクラスの授業では、次の時間に撮影する航空写真に気もそぞろであった。「・・・小学校で航空記念写真を撮ったことのある人は手を挙げて！」あがるわ、あがるわ、結構な手が挙がった。「色紙を持って曲がらないよう上にあげるだけ、です」経験者が多いのは朗報だ。スムーズに進行が出来る、雨が降らなければ・・・。降れば10日に順延だ。

　天は九中に味方する　キューちゃんの独り言　

　今日じゃなきゃ、嫌と「私」は思った。今日は9月9日だからだ。今日撮影することに意味がある。9が並ぶ日は、九中キューちゃんの日といっても過言ではない。３限始まる前、雨はまだ降っていない。航空写真担当者が３年生から順に運動場に並べていく（写真上右）。オープンエアーの中、コロナウイルス感染予防のため基本マスク着用、向き合わない。11時20分頃、整列が完了したところでセスナ機が飛んできた（写真下左）。「色紙をあげて！おへそを校舎に向けて平行に」の言葉で一斉にあげた。赤（写真下中）や青（写真下右）、緑、黄、黒・・・、セスナ機から見たら、COOL（かっこいい）！なんだろうな。セスナ機が３回旋回しOK！が出た。教職員も入り約1000名が今年度初めて一堂に介した。「千人千色」５０周年デザインの一翼を皆で担ってくれた。感謝。感謝。

 　撮影がすべて終了し、３年生が校舎に戻ったとたん雨粒が落ちてきた。お昼の放送「お昼、雨が降っているためグランド使用は中止とします」撮影が間に合って良かった。航空写真が雨で中止にならなくて良かった。

 航空写真 記憶に残る 9月9日