パーティション設置作業  閲覧可能  ペーパータオル

図書館:飛沫防止対策(写真1)

こんにちは:飛沫防止P(写真2)

さよなら:ペーパータオル(写真3)

 豊中市教育委員会の指示のもと、感染防止対策がレベル2からレベル1となり通常登校2日目です。日常も戻ります。本日より九中恒例Tシャツ登校も前倒しでOKとしました。図書館では新型コロナウイルス感染予防のため閲覧を禁止にしていましたが、新たな日常の中で工夫をし(下写真)、「いらっしゃい図書館」と閲覧OKです。遮蔽板を間にソーシャルディスタンスを保ちつつ、本友達との「心」の距離を縮めていきましょう。(本日健康観察カード忘れ21名)

・朝「生徒健康観察カード」を忘れず生徒玄関前で出す。・休み時間等、「ソーシャルディスタンス」を守る閲覧 図書館

 こんにちは 図書館閲覧 

 1年某担任「長い長い分散登校が終わり、ついにクラスみんなの顔を見ることができて嬉しく思います。みんなでいろんな体験や経験をしていくことになります。名前はもちろん、その人がどんな人かを知って、得意なことを伸ばし合い最高のクラスにしていきましょう!」各クラスで、昨日クラス開きを終えたが図書館も黙ってはいない。今まで、図書館では、感染症対策の一環として本の貸し借りのみで閲覧は止めていた。しかし、図書館を心のオアシスにしている生徒は多い。1年生も入ってきた。なんとか、閲覧をできないものか。コロナウィルスなどの飛沫感染はいまだ不安でもある。オアシス図書館担当は頭を悩ませた。何かいい対策はないか?そうだ。飛沫を止めればいい。閲覧を止めずにすむ。

 図書館の机の真ん中に飛沫防止のパーテーションを作ろう。圧迫感のあるものは”ダメ”だ。担当者は休日にホームセンターを歩いた。心を癒されに来る生徒たちのために優しげな部材を買い集めた。机に固定するクランプ、支柱、ビニールシート・・・(写真1)。試行錯誤の末、コの字形の支柱に行き着いた。この字の凹みにクランプを差し込み、その上で固定すると支柱がずれることなしに設置できる。さらに高さについても綿密に検討して設定した。こうして景観を損なわず、生徒に圧迫感を与えない状態に仕上げることに成功した(写真2)。図書館は、知の集積所であるだけではなく生徒にとっては癒しの場所である。閲覧禁止から、たくさんの生徒が図書館を閲覧できるようにしてあげたい。そんな先生たちの思いの詰まったパーテーションは飛沫を止め、本との交流は本当に止めない。

 さようなら ペーパータオルの独り言 時の経つのは速い。光陰矢のごとしである。私が、感染症対策で九中の洗面所に置かれるようになってはや3週間。使われ方について独り言をつぶやいてきた。それも、今日で終わりだ。

 5月22日分散登校「・・・  前回、一日で100枚近くの濡れたペーパータオルが捨てられていた。但し書きには「ハンカチを忘れた人は使ってください」。このままのペースで使用していくと、九中のペーパータオルはそのうち底をつく、と情報提供した後の九中生の対応は素早かった。「私は嬉しい。多くの生徒がハンカチを持ってきてくれるようになっていた・・・私はいつも清潔なハンカチを見守っています。」

 6月15日から日常が戻った。ペーパータオルは数多の九中生の手を拭きつづけ、在庫も底をつきつつある。もう潮時だろう。「全校生が登校するようになったら私は引退だ。多くの人がハンカチを持ってくるようになり使用量も減ってきたし。九中生の皆さんは引き続きハンカチを持参してね。手洗い場から卒業するが、皆さんは、手洗い後にお水をぺっぺと飛ばす行為を卒業してね」ハンカチを忘れた生徒のために活躍してきたペーパータオルはその役割を終え、笑顔で卒業した(写真3)。第二波等が来て再登場しないことを願う。

何を学ぶのか ソーシャルディスタンスから広がる世界