梅雨入り間近  本日の目標   遠近法ワークシート

戻る日常:梅雨入り間近(写真1)

戻る日常:学びのテーマ(写真2)

新たな日常:教室での美術(写真3)

 九中上空は雨雲がひろがりつつあります(写真1)が、九中生は、学校生活にも慣れて晴れ間がひろがる気配を感じます。先週土曜日には、教育委員会より授業時間確保のため夏季休業日の変更が示されました。とにもかくにも授業時間確保のためです。特に週あたり1時間しかない美術では、授業内容を工夫していく必要があります。さて、本日も健康観察カードです。本日持参していない人は?今日も引き続き一桁になりました(5人)。明日もその調子で「0」を目指しましょう。忘れる人が多いほど、別室での健康観察、検温が必要となります。

・朝「生徒健康観察カード」を忘れず生徒玄関前で出す。・休み時間等、「ソーシャルディスタンス」を守る美術 教室にて

 夏季休業日の変更について メール配信)

 お世話になっております。お休み中のところ失礼します。豊中市より下記のとおり、夏季休業日の変更について指示がありましたので、取り急ぎお知らせいたします。

 ○夏季休業日の変更について
【変更前】  7月21日(火)~8月24日(月)  【変更後】 8月8日(土)~8月23日(日)

 2年生美術 遠近法(上写真) 

 コロナウイルス感染予防は美術の授業を変える。いつもなら「美術だ!」と生徒達は浮き浮きして美術室に向かうのだが、今は向かえない。迎えるのは、教室に「美術の先生」だった。

 2年生とあるクラスの大型モニターに本時の目標が映った(写真2)。今日は「遠近法を学ぶ」。立体的に絵を描くのは難しい。ではどうしたらいいだろう。ちっちゃい子の絵は二次元的平面的なのだが、レオナルドダビンチ「最後の晩餐」やモーリスユトリロ「モンジュールの通り」など巨匠の絵画は、絵が飛び出してきそうなぐらい、うまい。立体的である。「遠近法という技術を使えば、あなたも描けるようになるよ」と、美術担当者は教えてくれた。消失点

 教えて、美術の先生。「遠近法とは、近くのものと遠くのものとの間にある距離感や空間を画面上に表現する方法です。さらに一点透視図法を理解して欲しいと思います。消失点が水平線上の一点に集まる図法で・・・・」消失点とは、遠近法における用語の一つだ。本来平行である2つ以上の線を平行でなく書こうとすると交わる地点がある。それが、消失点だ。レオナルドダビンチ「最後の晩餐(右下写真)」をごらん。ほら、キリストの顔に向かって線が狭くなっていく。 これは目の錯覚ではあるが、最終的に顔で交わっている。このような場所を消失点と呼ぶのだ。レオナルドダビンチやこの絵についての蘊蓄(うんちく)を、先生は語る。遠近法の基本を学び、練習を重ねれば様々なものを立体的に描けるのがわかった生徒が、ワークシートで授業を振りかえる(写真3)。「有名な絵画にも、遠近法が使われているのを初めて知りました。絵の中に吸い込まれる感じが、驚きでした。」正しい「遠近法」は、人生のどこかで役に立つ。

 教科担当者「新型コロナウイルスの影響で、6月の美術の授業はほとんど教室での作業となります。そこで、教室でも出来るような絵を描く方法を考えます。家でも気軽に描いて下さいね。絵を描くのが苦手でも、遠近法を使えば立体的に描けます。コツコツ作業を重ねて自分の描いた絵をみたら、達成感で笑顔がうまれます。 

何を学ぶのか 遠近法から広がる世界