手を洗って教室へ  分散登校 ペーパータオルの涙 

1年生分散登校:手を洗って(写真1)

1年生分散登校:HR中(写真2)

手洗い場:ペーパータオル(写真3)

 20日朝のニュースによると、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言が継続している大阪・京都・兵庫で明日解除される見通しとなったと、報道がされていました。さて、臨時休校の出口も見えてきました。今日は1年生が2回目の登校日です。ほとんどの生徒がハンカチを持参し手洗い場に向かって行きました。分散登校

 1年生分散登校 先週に続き今日は、1年生2回目の登校日であった。前回より緊張が少しとけていた。これからもゆっくりとけていくだろう。9時前から第一陣が青空のもと分散登校である。登校して来た1年生は、コーンの前で分散、先生「コーンの前に並んで」「青色のカード(健康観察カード)を出しておいてくださーい」の声でカバンからごそごそと青色の紙を出す。コーンの先には、カード受取の関所が設けてあるのだ。関所を越えた生徒達は教室へと向かう前に「一方通行」で手洗い場へと向かう。こっちは1、2、3組ね(写真1)。手を洗う。ハンカチを出して・・・。学校連絡メールが行き届いていたのか、ハンカチ忘れの1年生は少ない。ペーパータオルを用意しているのだが、今日は消費量もわずかだった。昨日のセリフ、「資源に限りがあるので、ハンカチを持ってきてくださいね」は言わなくてすんだ。1年生の一日が始まった。教卓から2m”離す”机の上には、学習課題等の配付プリントがいっぱい(上写真)。担任が話す。真剣に聞く1/3の生徒たち(写真2)。「3/3(全員)登校の日」は必ずやってくる。 

 学年だより4号より「・・・1年生は13日から分散登校が始まりました。久しぶりの学校、久しぶりの友達、久しぶりの教室。クラスで一斉に集まることはできませんでしたが、先生たちは久しぶりにみんなの顔を見ることができ、ほっとしました。挨拶をしっかりとしてくれたり、先生の話をしっかりと聞いたりして1時間を過ごしましたね。このような形でしばらくは登校することになります。まだまだ油断は禁物です。手洗い、うがいはもちろん、体調管理に気を付けて過ごしてください。」

 豊中市立第九中学校 手洗い動画を「秘密の箱」で配信しています。

 分散登校が始まり、健康観察カードやハンカチを忘れてきている人の姿がちらほら。昨日、一昨日の2、3年生の登校では、健康観察カードを忘れた人が別室で体温を測り健康観察をする姿があった。保健の先生が手洗い場のペーパータオル使用量を確認すると、なんと一日で100枚近くの濡れたペーパータオルが捨てられていた。但し書きには「ハンカチを忘れた人は使ってください(写真3)」。このままのペースで使用していくと、九中のペーパータオルはそのうち底をつく。

 ペーパータオルの独り言 ペーパータオルがなくなる日を想像すると不安・・・。ハンカチを持ってきていない人が、濡れた手を制服で拭いたらどうしよう。「ペッペッ」と手を振って水分を飛ばしたらどうしよう。友だちとハンカチを共有したらどうしよう。どうしよう「3つ」が、ペーパータオルの脳裏をよぎる。感染予防のための手洗いが、逆に感染拡大につながってしまうじゃないか。集団生活の場である学校では、「登校前の健康観察」や「登校後の手洗い」は、自分自身のためだけでなく、たくさんの人たちと共に、安心・安全に学校生活を送るためにとても重要なことなのだ。1000人近い人たちが学校生活を送る九中。だからこそ、「家を出る前に健康観察をする」「ハンカチを各自で用意する」ということに気をつけてほしい。私は泣きたくない。私が涙(水)で濡れないよう、どうか家からハンカチを持参してください。

 「破顔一笑」、ハンカチを持ってこよう