証書授与 卒業生退場 さようなら

式:証書授与(写真1)

式:卒業生退場(写真2) 

巣立ち:主が巣立った教室(写真3)

 3月13日(金)9時半体育館は全面開放、寒さも緩み明るい光の降り注ぐ中、司会「ただ今より、豊中市立第九中学校第50回卒業式を挙行いたします」式は、証書授与(写真1)、学校長式辞、卒業の言葉と粛々とすすみ、退場(写真2)では、「先生ありがとう!」「こちらこそありがとう」がこだまし50期生が巣立ちました(写真3)。ありがとう 50期生

 緊急対応発生 昨日の夜、第九中学校付近のコンビニエンスストアが従事者の感染によって営業を自粛しているという情報が入った。ニュースでコンビニが映る。濃厚接触者はいるのか?卒業式は実施するのか?疑心暗鬼な情報が錯綜した。夜遅くまで情報交換をおこなう。開催の有無を検討した結果、この件で生徒や学校関係者への感染や濃厚接触者の報告は受けていないのを確認し、改めて内容を精選(証書授与は代表授与に変更、校歌・卒業の歌はカット)、実施する旨のメール配信をした。開式前学校長から事情説明をおこなう。体育館は全面開放され、これでもかと風通しをよくし規模を縮小しておこなった。

 第50回卒業式 学校長式辞 抜粋 ・・・君たちは今、多くのことを学んで豊中市立第九中学校を巣立っていきます。輝かしい未来に羽ばたいて!と送り出したいところですが、世界を震撼させた新型コロナウイルスの影響で、3月2日より臨時休業に入り私たちの日常が一変しました。気持ちの整理がつかない人もいるかもしれません。人生は、追い風も吹けば逆風も吹きます。法外な値段でマスクをネット販売する人がいる一方で、感染症の最前線で奮戦する医療関係者がおられます。目の前におこっていることを自分で考えてみてください。今日は緊急対応で卒業式の内容がまた変わりました。物事には賛否両論があるのを身をもって学んでいます。

 さて、50期生の卒業記念品としてPTAからタイムカプセルをいただき、20年後の2040年に開封する予定です。中には3年生の自信作九中辞典、PTA広報紙の各クラスのページ~将来の夢は何ですか?~を入れる予定です。皆さん、夢を実現しているでしょうか。タイムカプセルを開封する20年後の未来を想像してみましょう。みなさんは35歳です。(中略)豊中市立第九中学校は、人のために汗を流し未来を築いているみなさんの2040年の姿を想像し楽しみにしています。年月が過ぎ、50期生の卒業式は特別な日だったな、と懐かしく語れる日がきっとくることを願っています。卒業生の次の舞台でのさらなる成長を信じ、ご活躍をお祈りして、祝辞とします。

 50期生卒業の言葉 抜粋 三年間を振り返ってみると、たくさんの思い出が蘇ってきます。・・・三年生での体育大会や合唱コンクール。どのクラスも、クラスメイトの互いの個性や能力を認め合い、一致団結して楽しめたのではないでしょうか。一人では味わうことのできない楽しさや喜びを、仲間と共有できたと思います。さて、みなさんは渋沢栄一さんという人を知っていますか。渋沢さんは明治時代に活躍し、数多くの有名な企業の設立に携わった人で、次の一万円札の顔になる人です。その人の言葉を紹介します。「ただ、それを知っただけでは上手くいかない。好きになれば、その道に向かって進む。もしそれを、心から楽しむことが出来れば、いかなる困難にもくじけることなく、進むことができるのだ。」僕たちに前に進む勇気を与えてくれる言葉です。困難の多い世の中ではありますが、自分の夢に向かって、決してあきらめず、仲間とともに、力強く前に進んでいきたいと思います。最後になりましたが、今日まで僕たちを応援して下さったたくさんの方々に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。(左上写真:式後築山にて 50期生応援してるでぇ。)

 卒業生たちは本日九中を巣立ちました。これもひとえに、日ごろより、本校を温かく見守り、ご支援してくださった保護者の皆さまのおかげです。あらためてお礼申しあげます。

50期生に幸あれ 2040年タイムカプセル開封