アルコール防止教室1  アルコール防止教室2  断り方

飲酒のウソ・ホント(写真1)

アルコールがもたらす病気(写真2) 

飲酒の断り方(写真3)

 アルコール防止教室 1月17日、2年生は学校薬剤師の奥井先生より、『学校薬剤師と学ぶ飲酒のウソ・ホント』と題して”アルコールによる心身への害”について学びました(下写真)。飲酒にまつわるウソ・ホントをクイズ形式(写真1)で学んだ後は、未成年者がどうして飲酒をしてはいけないのか、飲酒による身体への影響(写真2)を具体的に新聞記事などを使ってお話され、10代の飲酒は絶対にダメ!という強いメッセージを2年生の心に届けてくださいました。アルコール防止教室

 10代のお酒 百害あって一利なし 

 学校薬剤師の奥井先生による『学校薬剤師と学ぶ飲酒のウソ・ホント』である。お酒のCM、美味しそうに大人が飲む。お酒は百薬の長とか社会の潤滑油というが実際はどうなんだろうか?お酒を初めて飲んで、「これはうまい飲み物やな」とふつうは思わない。”まずっ!”とか心臓が”バクバク、顔は真っ赤!”飲まなきゃ良かったと思うのが関の山なのがアルコールである。ところがだ。人は世に連れ飲酒を繰り返すと脳が覚醒していく。お酒に依存する体質へと変わっていく。そこでそうなる前に、学校薬剤師の奥井先生の登場です。先生はアルコール依存の本当の恐ろしさや飲酒を誘われたときの断り方など、幅広い内容のお話をしてくださった。10代のお酒は百害あって一利なし。体育館に先生の温かいお話が響き渡る。 

 未成年からお酒は永久追放

 奥井先生のお話は・・・アルコールがもたらす病気は咽頭がん、食道がん、アルコール性肝炎、肝硬変、肝臓がん、大腸がん、乳がん、脂質異常症、糖尿病、心臓病、急性アルコール中毒、アルコール依存症、うつ、認知症など多岐にわたる。未成年者が飲酒をしてはいけないのは、「① 法律で禁止されている(未成年者飲酒禁止法)」「② 成長期の体の発達に悪い影響を及ぼす」「③ 急性アルコール中毒の危険」「④ 第二次性徴への影響」「⑤ 15歳までにお酒を飲み始めると将来依存症になる確率が4倍に増える」、など様々な理由をあげられた。未成年の飲酒はとても危険!飲酒によって死を招くこともあるという事実を忘れてはいけない。また、アルコールと上手に付き合っていくために20歳になる前にアルコール体質検査でチェックをしてみよう。唾液による簡単な遺伝子検査により、自分の体質がお酒に弱い体質かどうかがわかる体質チェックサービスがある。(詳細はNSD アルコール)体質的にお酒が弱い人やお酒を飲まない人に無理やり飲ませることはアルコールハラスメントにつながる。大人になってからも「飲めないものは飲めません」と断っても構わない!最後に、お酒に誘われたときの断り方を学んだ。夜回り先生(水谷先生)の断り方が有効だ。①姿勢を正して ②迷わず ③相手の目を見て ④はっきりした口調で ⑤「私はできない」「私はしたくない」と伝える(写真3)。

 保健の先生「今日は、学校薬剤師の奥井先生からアルコールについて専門的な知識を学びました。アルコールは飲み方によっては死んでしまうこともあります。アルコールが原因の事件や事故の当事者にならないように、未成年の飲酒は絶対ダメ!!誘惑に負けないで、誘われても、はっきりした口調で”私は飲まない”と断わりましょう。」

一利なし アルコールを 断る勇気

~10代のアルコール教育の充実~