図書館の木  図書まつり 賞品  緊急告知

図書館の木 12月バージョン(写真1)

垂涎ものの景品(写真2)

緊急告知 10冊貸し出し(写真3)  

 冬休み前の九中図書館は賑わっています。C棟どんつきの図書館の木はクリスマスモードに飾られ(写真1)、12月17日~23日(月)までは「図書祭り」が開催中でした。図書祭りクイズに答えると、好きな景品、雑誌の付録等がもらえるのです!欲しい。マニアにとっては垂涎※ものの景品もあります(写真2)。初夏じゃないけど書架を探せば、問題がいたるところに貼ってあります。きっと、答えが見つかる!また図書館だより12月号「緊急告知」によると、なんと一人10冊まで本を貸し出してくれます(写真3)。図書祭りクイズで抽選にはずれても、図書館だよりで紹介された本は、すべて当たりでしょう。 ※垂涎(すいぜん)よだれがでるほど欲しい図書まつり

 「図書祭り」・来年50周年・・ 

 午後からは静まり返った校内で、懇談期間中にぎわっているところがあった。九中図書館である。終礼が終わると、借りに来る生徒と返却する生徒でごった返し、図書祭りに挑戦する生徒がいるからだ。「図書祭り」とは、図書館でおこなうクイズである。12月17日~23日まで開催している。本日が最終日だった。委員会が配付した「図書だより」を手にした生徒たちが次々と図書館へと向かった。「図書だより」には、「図書祭りクイズ」の解答用紙が印刷されており、館内のあちこちに貼り出されたクイズを解いて、枠内に文字を記入していくと、キーワードが現れる。

 クイズを解くヒントは「日本十進分類法=NDC」の分類記号。問題の最初に書かれた分類記号を頼りに背ラベルをよ~く見て本を探し出せれば、答えはすぐそこにある。どこどこ?「図書館の本はNDC分類にしたがって分類され、本の背には分類記号のラベルが貼られ、本は記号の順番に本棚に並んでいる」と気付けば、”どこどこ”がわかる。問題は全部で17問。もちろん一筋縄ではいかない。17問解いてから、太枠に入った文字(キーワード)を結びつけ、言葉を編み意味のある文章にまでして、初めて正解にたどりつく。「図書祭り」は本を探すチカラ、正解を見つけるチカラ、文章をつくるチカラが求められる。例えば、分類記号388の問題の紙を発見、「ちびまる子ちゃんの”ことわざ教室”のP94 に載っていることわざは?」94ページを開くと正解は「千里の道も一歩か」だった。キーワードは「ら」。で、問題の正解は・・・年50周年にちなむ。投票箱には、正解者多数の解答用紙が溢れていた(左上写真)。

 「特集展示」・・生き方を知りたい生き方を知りたい・・

 表紙を見れば借りたくなる本がある。おもしろい本なのになかなか手に取ってもらえない本は、手を変え品を変え「特集展示」で表紙を見せて並べていた。ここが学校司書の腕の見せ所だ。図書館入り口前では「クリスマスシーズンに読みたい本」が並び、まずは定番『クリスマス・キャロル』、読み物と絵本の両方揃っていた。映画好きには、ちょっぴりダークな『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』、有川ひろが好きなら『キャロリング』はいかがかな?「図書祭り」に参加した生徒が、一冊手にとった。

 学校司書「館内では『生き方を知りたい(右写真)』と題して、ノンフィクションや伝記、エッセイなど様々な生き方を描いた本を展示中です。声優さんやスポーツ選手、教科書に出てくる偉人の伝記絵本もならんでいます。冬休みは楽しいことがいっぱいですが、新年を迎え気持ちを引き締めることも大切。本を読んで、自分と向き合い、将来の『生き方』を考えてみませんか?」

小春日に 問題さがす 図書祭り