エピペンとは?  エピペン研修  動画で確認

エピペンガイドブック(写真1)

エピペンの使い方 説明(写真2)

エピペン使用 実践へ(写真3)

 中間テスト初日の20日、テストが終わって「明日も頑張りましょう」・・・と生徒が下校した放課後、先生達は生徒のいない学校で研修をおこないました。「エピペン講習頑張りましょう」です。エピペンとは(写真1)食物アレルギーなどでアナフィラキシーが現れたときに使用する自己注射製剤で、使用しないと場合によっては命にも関わります。そこで、学校薬剤師の奥井先生にお越しいただきエピペンについて”百聞は一見に如かず”と学びました。エピペン研修 ロールプレイ

 百聞は一見に如かず。エピペン 体験 ~

 「百聞は一見に如かず(しかず)」とは、よく知られたことわざであるが、このことわざには、実は続きがある。聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない。→見るだけでなく、考えないと意味がない。→考えるだけでなく、行動するべきである。・・・→自分だけだなく、みんなの幸せを考えることが大事だ。(引用:HP 気になること 知識の泉より)

 まさに、 エピペン講習がそれであった。行動すべきである。奥井先生から最初に食物アレルギーとはどういう症状をいうのか、詳しく説明していただいた。その後、エピペンを打つときの注意点に耳を傾ける(写真2)。練習用エピペントレーナーを使って、一人ひとりが、百聞は一見に如かずと実際に自分の足にエピペンを打つ練習をおこなった。エピペンの持ち方、注射する部位は太ももの外側、注射した後はすぐに抜かず、押し付けたまま5つ数える等やってみないとわからない。またエピペンを打つときは同時に救急車の要請、AEDも必要だ。アナフィラキシーが疑われる生徒に、エピペンを打つのが遅れると、最悪の場合命にかかわる事態になる。生徒の様子をしっかり観察し、エピペンを打つべきかどうか迷ったら、打つ!数名の職員でエピペン使用についてロールプレイを行った(写真3)。

 百聞は一見に如かず。エピペン ロールプレイ(左上写真)

 お弁当を食べた後、昼休み、友人と教室を走り回っている。A(アナフィラキシーショックを起こす生徒):「走り回って汗をかいたのか、体がかゆいねん。」B(一緒に遊んでいた友人):「首筋に赤いぶつぶつがあるよ。大丈夫?保健室行こか?先生に話そうよ。」A:(ごほごほとせき込む):「大丈夫やと思うけど。咳が出て苦しい。お腹も痛いし、吐きそうや。」B:「僕のおかず、ちょっと食べたからかなぁ。」・・・・咳がひどくなり、お腹を押さえてA君は、床に寝転んでしまう・・・B:「先生、呼んでくる。」C(担任の先生 A君がエピペン対応生徒と把握している):「おい、A君、大丈夫か。B君、どうしてこんなことになったのか説明してくれ。」B:「僕の弁当の唐揚げを欲しいというので、食べました。その時はどうもなくて、教室で走り回っていたら、急にかゆいとか言い出して。」・・・・他生徒から騒ぎを聞いて、管理職や養護教諭到着・・・・D先生が、エピペンを打った。

 奥井先生「このロールプレイでは、A君がエピペン対応の生徒であることが職員に周知されていたこと、B君から事情をきちんと聞いて対応ができていたこと、数名の先生でA君が動かないようにしっかり固定してからエピペンを打ったこと、エピペンを使用するとともに救急車を要請していた点は良い点でした。食物アレルギーを有する生徒の情報を正確に把握し、職員全体で共有しておいてください。また、緊急時のマニュアルをきちんと作成し、1年に1回は対応マニュアル通りに実践してみることが大切です。」

日頃から エピペン練習 繰り返し