集団下校 図  集団下校 正門へ  集団下校 北門

実施図:集団下校(写真1)

新田南はハンドコートへ(写真2)

新田は北門から集団下校(写真3)

  災い・・・いつどこで起こるか?誰にもわかりません。実際6月16日に、吹田市で交番が襲撃され拳銃を奪われる事件が発生し、学校にいた生徒は、集団下校、または保護者に迎えに来ていただきました。九中では例年、11月に全校生徒及び教職員を対象にした不審者対応&集団下校訓練を実施していますが、今回の事件を踏まえ、生徒指導部を中心に訓練を前倒ししました。7月3日の終礼後、運動場へ全生徒が避難しての「集団下校訓練」です(下写真 南町・西町)。集団下校訓練

 不審な来校者は突然に 

 不審者は突然現れる。今、「あいさつ運動」真っ盛りであるが、あいさつは、不審者予防につながる。声を出して”あいさつ”をしている人は狙われにくい。犯人の立場から考えると、ターゲットを探すときは”襲っても黙ってる”、”下を向いて歩いている”、”気の弱そうな人”などを狙う。だからあいさつは、心の扉を開き、不審者予防にもつながるのだ。今朝も通用門で、正門で「おはようございまーす」。

 さて、事件・事故はいつどこで起きるかわからない。当然だ。特に不審者侵入事案はなおさら予想できない。だからこそ不測の出来事に対して対応できるような訓練が必要なのである。7月3日、終礼後実施した。訓練対象は、全校生徒及び教職員だ。目的は、①先日の吹田での拳銃強奪事件を受けて、集団で下校することの大切さを再確認する。②生徒の安全を第一に考え、防災の意識を高める。③非常事態時における教職員の役割確認であった。

 手順はこうだ。 終礼で担任の先生は、各地区の集合場所を伝えておく(写真1)。終礼後、生徒指導担当者の放送指示によりグラウンドに整列する。今回は地区ごとに各教室を出て集合する形をとった。順番は①新田1,2丁目 ②新田3,4丁目 ③西町 ④南町・・・出欠確認が取れた地区から順に、教職員引率の下、下校を開始する。

 集団下校訓練は計画的に

 終礼後、放送が入った。「上新田1丁目、2丁目の生徒は荷物を持ってグラウンドに整列してください。」放送を合図に教職員が配置についた。地区の担当者はメガホンを持ち運動場に向かう。続いて、「上新田3丁目、4丁目の生徒は荷物を持ってグラウンドに整列してください。」「西町地区の生徒は荷物を持ってグラウンドに整列してください。」「南町地区の生徒は荷物を持ってグラウンドに整列してください。」全体指揮の先生のもと運動場に全校生が集まった。4つの小学校区毎に整列をする。新田南はハンドコート(写真2)、新田はグランド北側中央、南丘は朝礼台前、西丘は男子テニスコート横に整列をおこなった。町名別名簿で、担当の先生が点呼する。全員の無事が確認ができた後、二列に並んでかたまって下校を開始した。特に北門はめったに開かない”もん”(写真3)。続く隊列は壮観だ。よし。訓練後生徒指導担当者らが、校区を巡回する。

 担当者「ふだん中学校で集団下校することは、まずありません。だから町名別で集まるこの隊形を覚えておきましょう。一年から三年まで並んでいるから、前後左右の人が誰かを確認しておくのも重要な訓練です。先月は実際に吹田市で拳銃強奪事件がおこりました。南海トラフ地震も心配です。集団下校訓練が、いざ、の時に役だつはずです。」 

団子下校 安心”呼ぼう” 事故予防