鐘の名は。 命名式 運命の出会い 

公募!「鐘の名は」(写真1)

命名式「鐘の名は」(写真2)

命名者&制作者(写真3)

 昨日の終業式の中で、50周年記念モニュメント「命名式」をおこないました。生徒会執行部から、鐘の名を発表、鐘の名は・・・「結鐘(ゆいしょう)」です!その後、原田同窓会会長からお礼のお言葉があり、記念品と賞状をいただきました。鐘の名「結鐘」は、来年の同窓会総会(2020年6月7日)で披露される予定です。そして、登下校する九中生を体育館前から優しく見守ってくれるはずです(下写真)。12月24日 5時前

  命名  

 命名(めいめい)とは英語ではネーミングといい、人、物、商品、土地、時代、気候、ほか概念化可能な対象一般に対して、それを他から区別し、指示できるようにする為に、一意的な記号(一般に言葉、文字)を与える行為であるとされる(参考:ウィキペディア)。その中でも、生まれてきた赤ちゃんに名前をつけるのは大変だ。命名する方法としては、「画数、含めたい漢字、苗字とのバランス、家族の名前との関連性等」あれやこれやと試行錯誤して・・・、2019年の赤ちゃんお名前ランキングによると、男の子は「蓮(れん)」が4年連続の首位、女の子は「陽葵(ひまり)」が初の首位になったそうだ。響きが重視されている傾向がうかがえる(赤ちゃん本舗HPより)。響きが重視されるといえば、「鐘」だ。豊中市立第九中学校『50周年記念モニュメント』の鐘の名前が気になるのだった。

 鐘の名は・・・・12月24日終業式の中で、『50周年記念モニュメント』命名式がとり行われた。記念モニュメントは生徒会執行部で名前を募集し(写真1)1次審査の結果16案が選ばれた。どれもいいな!と思う名前がいっぱい。投票者を悩ませただろう。そして全生徒・全職員投票の結果、最優秀作品と優秀作品2点が決まったのである。舞台に上がった生徒会執行部が発表をおこなう。僅差の結果、優秀賞は、「絆永の響(ばんようのひびき)」、「夢希鐘(ゆうきしょう)」、鐘の名は・・・最優秀賞は、「結鐘(ゆいしょう)」に決まった。生徒会執行部の皆さん、選定ありがとう!君たちは助産師さんだ。名付け親の2年生男子…「『結』という漢字には、約束して固く結びつくという意味があり、九中の歴史がこれからも結びついていけばいいなという願いでつけました。」同窓会会長から賞状と記念品を受け取った(写真2)。

 原田会長「私は1970年に入学した3期生で、卒業後同窓会会長を引き受けました。それから、半世紀が経ちました。今回同窓会で50周年に向けて九中在校生や卒業生のための記念モニュメントを作るにあたって、素晴らしい名前をつけていただきありがとうございました。50周年記念モニュメントは、7期生の彫刻家が製作したものです。良い名前が報告できます。」

 エピローグ・・・放課後、モニュメント制作者の彫刻家7期生が校長室を訪れた。「結鐘」に決まったと伝えるとにっこり。4時過ぎ、彫刻家が職員玄関前で学校に「さようなら」をする、その時だった。「さようなら」をしていたところ、テニスコート前に命名者がラケットを持ち立っている。彼はテニス部だった。ここは道ではないが”未知”との遭遇!7期生制作者と51期生命名者が運命的な出会いを果たす。44年の年月が埋まり繋がった。固い握手を交わす(写真3)。「結鐘」という名前の記念モニュメントが末永く九中史に燦然と輝く予感がする。

結鐘に 運命感じ 7&51期生