インターネットの安心・安全な使い方  インターネットの安心・安全な使い方  交流会

インターネット安心安全講座(写真1)

ネット7つの危険性(写真2)

安心安全講座を終えて(写真3)

 先週金曜日はPTA校区懇談会(昼夜の部 下写真)でした。ここ数年懇談会のテーマは、中学生に関わるトラブルが絶えないネットやスマホ関係です。スマホの問題は年々深化し新たな事象が発生するので、大人もリスクを学び対策を知る必要があります。一昨年は、コミュニケーションアプリの本丸”LINE”から、昨年はNTTドコモの先生で、そして今年は、e-ネットキャラバン認定講師の笹岡先生にお越しいただき、「インターネットの安心・安全な使い方」開講です(写真1)。校区懇談

 エビングハウス忘却曲線

 人は忘れる。エビングハウスの忘却曲線である。エビングハウスの忘却曲線とは、学んだことを時間と共に、どれだけ記憶したことが頭に残っているかを示す曲線なのだが、この曲線によると人が何かを学んだ時、20分後には42%忘れる。1時間後には56%忘れる・・・なら、勉強しても無駄じゃん。という声も聞こえてきそうだが、条件が変われば違う結果となるのもわかっている。つまり、何かを学ぶ時、その知識が自分にとって意味のあるもの、重要なものであると忘れにくい。逆にその内容が自分にとって意味のないものであれば、すぐ忘れる。

 だから、意味のない数字でも、「7」でまとめられると、何?何?と引きつけられちゃう。「七福神」「春の七草」「世界七不思議」「ウルトラセブン」・・・頭に印象が残るね。

 さて、昨年の懇談会~家庭でのルールを作りましょう~から1年がたった。そこで、自分にとって、重要なお話であるという認識の下、今年は、e-ネットキャラバン認定講師の笹岡先生から、「インターネット7つの危険性写真2)」について語っていただいた。

  2019年 スマホトラブル解決法

 今までに事例を交え対処法を学んできた。ナイフは悪くない、ナイフを使う人が悪いのだ。確かに。・・・それは無料通信アプリにも言える。アプリは悪くない、アプリを悪用する人が悪いのだ。悪用されないためには防ぐ方法を知っておく必要がある。子どもたちをネットの被害者、加害者にさせないために必要なものは何か。笹岡先生は伝える。スマホを安全に使ってもらいたいから。

 先生「①ネット依存・・・グループライン、気になってしょうがない。気がつくと日常生活に支障が出ます。歩きスマホではなり、加害者に、ゲームの課金では、もう1回もう1回と歯止めがきかなくなります。②無料通信アプリでのいじめ。きっかけは軽い気持ち、グループはずしやメッセージのブロック、写真や動画でのいじめがおこっています。③誘い出し、なりすまし。④個人情報の漏洩、興味本位に漏洩しての代償は大きいですよ。悪意のある大人は情報をストックし、ターゲットにせまりストーカーになる場合もあります。⑤ネット詐欺。⑥チェーンメール。⑦著作権、肖像権の侵害・・はっきりいいます。救えるのは保護者です。子どもは大人よりスマホの操作には長(た)けていますが、善悪の区別がわかっていません。子ども達は知識として知っているが自分は大丈夫だと思っています。子どもが普段どんな使い方をしているか、見ておく責任が保護者にあります。」講演後、教職員と保護者がざっくばらんに何でも気軽にお話しましょうと、輪になって「堂々と面と向かって情報交換」だ(写真3)。懇談会はリアルがいい

子のスマホ 安全運ぶ 大人の目