2016 薬物乱用防止教室  2018 薬物乱用防止教室  今日の授業のポイント

2014 薬物乱用防止教室(写真1)

2018 薬物乱用防止教室(写真2)

2019 薬物乱用防止教室(写真3)

 ~薬物乱用防止教室~ 3年生薬物乱用防止教室です。9日火曜の6限目、学校薬剤師の奥井先生にお越しいただき、薬物の危険性について学びました。授業のポイントは、『絶対にしない!』です。いろいろな薬物について、副作用なども含めて説明していただきましたが、特に、近年、青少年の間で急拡大している危険ドラッグと大麻については、より詳しく説明していただきました。次々に逮捕される有名人

 薬物汚染は繰り返される。

 2014年の薬物乱用防止教室(写真1)では、スライドに元プロ野球選手の清原選手が現れた。強靱な体力と精神力を持ったすごい選手だったのだが、薬物に手を染めてしまった。どんなに精神的、身体的に強靭な人でも、脳が薬物をおぼえてしまうと、もうあかん。絶対に抜け出せなくなるのが、薬物だ。どうしてやめられなくなるか・・・奥井先生には毎年3年生を対象に、やめられないメカニズムを図を使ってとてもわかりやすくお話してくださる。このお話はやめられない。

 2018年のお話では、若者を中心に人気が広がる「エナジードリンク」についても心配であると注意喚起していただいた。10代の子どもが自動販売機やコンビニで買える清涼飲料水だが、”多量摂取注意”と厚生労働省が発表しているのを知っているだろうか。理由はエナジードリンクに含まれる成分「カフェイン」。世間では眠気防止に効くとうたっているが、カフェインを大量に摂取すると不眠症、下痢、吐き気などを引き起こす恐れがあるのだ。エナジードリンクのカフェイン量は、コーヒーの実に5倍、取り過ぎには注意が必要だ。奥井先生のお話は、薬物に手を出さない「干天の慈雨(写真2)」である。干天の慈雨(かんてんのじう)・・・日照り続きのときに降る、恵みの雨。困っているときにさしのべられる救いの手にたとえる。

 歴史は繰り返される! 

 2019年、春、芸能界で多方面に渡って活躍されていたピエール瀧氏がコカイン使用で逮捕され、世間に衝撃が走ったのは、知ってのとおりである(左上写真 2019.3.13 朝日新聞)。奥井先生が体育館に立たれた。授業のポイントは、絶対にしない(写真3)。コカインは、1g6万円!依存性が高く乱用される。たった一回使用しただけでも、やめられない。依存状態が続くと、頭は違法薬物のことばかり考え、仕事や勉強、身の回りのことも手がつかなくなり、あらゆる方法で違法薬物を手に入れようとする。始末が悪い。その結果、健康、家族、仕事、お金を失い、生活が破綻してしまう。講座の中ではこんなエピソードも紹介された。「危険ドラッグを友人に勧められて断り切れずに使用した青年が急に苦しみだして救急搬送され・・・」衝撃的な4コマ漫画だった。成分がわからない危険ドラッグを使用すると、たった一回の使用であっても、命を失ってしまう。

 インターネットでも違法薬物について検索できるが、興味本位でサイトをクリックすると、後々、警察から事情を聴かれる場合もある。薬物に関しては偽りの情報も多い。悪事は千里を走るが、正しい情報が伝わりにくい。だからこそ、甘い言葉や安易な誘いには乗らず、他人からの悪い誘いはきっぱり断る勇気を持つ。危険ドラッグは絶対に持たない、もらわない、買わない、使わない!! 

 奥井先生「違法薬物には絶対に手を出さない。一度手を出すとその先には地獄が待っている!特に危険ドラッグには注意・・・殺人ドラッグ。そして大麻にも気を付けてください。違法薬物に自ら近づいていくようなことがないよう、インターネットの使い方にも注意しましょう。」

地獄待つ 違法薬物は 絶対ダメ