消火訓練  消火栓 ホース点検・確認

 非常放送用スピーカー

消火器 訓練(写真1)

消火栓 使い方(写真2)

緊急非常放送 点検(写真3)

  ~ 消火訓練 IN 九中  26日、期末テスト初日が終わりました。明日もがんばるぞと生徒が下校した昼下がりの午後・・・先生達は、生徒のいない学校で研修です。年に1回、豊中消防署員の方に来ていただいて研修会を実施しているのですが、人は忘れる動物です。今年は、消防署の方から伝達講習を受けた生徒指導担当者が研修講師を務めました。昨年学んだことを思い出しつつ・・・、いざという時の安心安全を考え、「火災報知器の使い方、火災発生場所から職員室への緊急連絡の仕方、消火器を使っての訓練、消火栓の点検と使い方(下写真)、緊急非常放送」等の確認をしました。職員防災訓練

 昼下がり 午後1時頃、2時頃、午後3時頃

 おお、昼下がりに消火訓練か。そうか。では、「昼下がり」とは正確にはいつごろのことをいうのだろうか。疑問に思い調べてみた。辞書上の意味だと「正午を少し過ぎた頃」と記載されている。明確な時間は決まっていないので午後1時頃、2時頃、午後3時頃・・・・。午後4時くらいになると、もう「昼下がり」ではないな。

 「昼下がり」は、日常の平和な雰囲気や、これから起こる状況が変わったり匂わせるのに便利な言葉である。使い方としては、「1年ぶりに消火器に触れ有意義な昼下がりを過ごした」「あの火事は、真夏の昼下がりに起こった」などである。講師の生徒指導担当者は、消防署の方から学んだ内容を、自分の言葉で職員に伝えるべく、昼下がりの研修は始まった。

 昼下がりの防災訓練 火災報知器、緊急連絡、消火器、消火栓、緊急非常放送 ~

 火災報知機の前に先生方が集まる。講師は生徒指導担当の先生だ(以下担当)。この日に備えて防災ファイルを読み込んだ。消防署の方と打ち合わせをし水消火器も借りてきた。職員の様子も違う。消防署の方が講師だとちょっと緊張もし質問も遠慮がちになるのだが、講師はよく知っている顔なじみの先生だ。担当「今は、ケータイで連絡が出来ますが、本来の使い方はこうです。この電話を持って火災報知機のふたを開け、ジャックを差し込むと職員室と通話ができます。通報訓練をしてくれる先生はいますか?」協力的な先生が火災報知機を押す!じりりりりーーーん。協力的な先生が受話器を持ち火災報知機に走った。

 火事だとわかったら、初期消火には消火器を使う。だが触るのが初めてならとまどうかもしれない。なんてったって消火器はたった15秒しかもたないのだが初期消火なら15秒あれば十分!ここでうまく消すことができれば”ぼや”ですむ。消火器の役割は重要だ。築山の前に先生方が集まった。担当「・・・ホースは必ず先を持ってからはずし、火元の下を狙ってください。今年こられた先生や未経験の先生やってみましょう。」先生方が水消火器を持ち、燃え盛る築山に放水!飛距離3~6mだ。担当の先生の教えを頭に入れて消火活動にあたる(写真1)。ここで消せないなら消火栓に走る。担当者が消火栓を開け、ホースの点検、取り扱い方(写真2)を説明する。うなずく先生方。火事は、おおごとになる前に消すのが大事だと学んだ。最後に緊急放送の点検をする。各階にサイレンと放送内容が届かなければ、安全に避難出来ない。サイレンがWoooー、担当「緊急放送テスト中ですー」先生方が各フロアーに走り、正常に聞こえるのを確認(写真3)して訓練を終えた。

 担当者「先生方が協力的で感謝しています。実際に火災が起こった時は動揺せず今日訓練したことを思い出して消火にあたってください。消防署の方からいただいた言葉、消火訓練のABCを紹介します。A:当たり前のことを B:バカにせず C:ちゃんとやる 火事は起きないことが1番ですが、起こったときの備えも必要です。」

昼下がり 天災は忘れたころにやってくる