熱中症予防ガイドブック  熱中症予防講座  熱中症予防講座2

熱中症予防ガイドブック(写真1)

熱中症予防講座1(写真2)

熱中症予防講座2 (写真3)

 熱中症シーズンに入る前に、熱中症予防について学ぶのが肝要ではないでしょうか。ということで全校朝礼で熱中症予防について考えました。実は、講師としてお招きした人は熱中症予防の専門家、大塚製薬の方でした。改めて熱中症予防指導員のお話を詳しく紹介したいと思います。熱中症は、早めの準備が予防につながります。熱中症予防講座実施中

 何故、今?熱中症予防講座

 去年は暑かった。これからだんだん暑くなるのは歴史が証明している。気象庁の気象用語では、暑い日を「猛暑日」という。日最高気温が35度以上の日で、「真夏日」は日最高気温が30℃以上の日をさす。では、”暑さ”を言葉で表わしたらどんな漢字があるのか?調べてみた。いろんな言い方がある。極暑・酷暑・炎暑・激暑・大暑・盛暑・烈暑・熱暑・厳暑・甚暑・猛暑・・・これだけの「暑さ」が”急”に、九中にやってくるのはもうすぐだ。だからこそ正しい知識と心の準備を今から始めよう。備えあれば憂いなし。

 身体が暑さに慣れていないと、「暑さ」に対する抵抗力が低くなる。抵抗力があれば、血液の循環がよくなり汗の量が増え体温調節ができて熱中症の危険性が少なくなる。本格的な夏の到来の前に、特に運動クラブの人は身体を暑さに慣らしていこう。徐々に負荷を高めて行こう。また、本気の暑さの前に冷房に頼りすぎると暑さへの慣れを遅らせる。注意したいところだ(参考:熱中症予防ガイドブックより 写真1)。

 だから今、熱中症予防講座 

 熱中症予防指導員(大塚製薬株式会社)の方は終始熱く語られた。「年々熱中症による救急搬送が多くなる中7~9月、時間帯では11時と14時がピークになり10時~16時の時間帯の活動は特に注意する必要があります。意外にも曜日では土曜日に発生件数が高い(写真2)。太陽があたる屋外だけでなく、体育館も危ない(写真3)。また各スポーツにより、運動した時の汗をかく量に違い(ex.野球2時間半の練習で1.8L、剣道1時間の練習で2.7L)があります。脱水を起こさないためには汗で失われた同じ量の水分とミネラル(塩分)をこまめに補給することが重要・・・、朝食には水分が含まれているので朝食をしっかり摂ることも熱中症予防に繋がります。」などなどを教えていただいた。

 熱中症予防指導員「熱心に話を聞いてもらえて良かったです。これから本格的に暑くなるので今日の話を元に熱中症予防に対して意識を高く持ってもらえたらありがたいです。」

 保健委員長「だれにでも起こりうる熱中症は、重度のときは意識がなくなったりするから、あまくみてはいけないなと思いました。そして、熱中症予防には、水分補給だけでなく塩分摂取も大切なことなんだと改めて理解しました。」  

 保健室から「急に気温が上昇した日は要注意です。もしも暑い中での活動中に、めまいや立ちくらみ、筋肉痛、頭痛や吐き気、体のだるさなど、体調不良を感じたら、すぐに、涼しい場所で体を冷やし、水分と塩分を補給し、休憩をとるようにしてください。そして必ず、近くの人と先生(顧問や学年)に伝えるようにしてください。また、テスト明けのクラブ活動も要注意です。1週間ぶりの活動になるうえ、睡眠不足などで体調がすぐれていない人も多いと思います。無理せず、今日学んだことをしっかり思い出して、熱中症にならないようにしてください。」  

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