巡視中2 

腕章

巡視中 

眠りにつく千里セルシー(写真1) 

腕章は必需品(写真2)

千里中央巡視(写真3)

  地域のみなさま。夏休み中は小学校での夏祭りや、地域の納涼祭など校区のお祭り等、九中生も楽しませていただきありがとうございました。「お祭り」には子ども達の見守りを兼ね、九中職員が安心安全を意識して出向き巡視をおこなっています。また、2学期が始まるのを前に8月最後の日曜日(25日)は、PTAの方も参加して千里中央周辺を「おやじ巡視」という形で巡りました(下写真)。千里セルシーは昨年の地震の爪痕が残り、ほとんどのお店が退去されていました。9月1日は”防災”の日です。本校では5日に”防災訓練”をおこなう予定にしています。親父巡視

 千里セルシー

 「千里セルシー」は、複合型商業施設である。何でも揃っている。千里セルシーがオープンしたのは1972年、万国博覧会や九中とほぼ同時に誕生した。セルシー中央には広場があり舞台まである。1970年代には、『パクパクコンテスト』というテレビ番組のひとつのコーナーがここで公開収録され多くの人を集めたことは、もう記憶の遠くの彼方である・・・。その後も数多くのLIVEがここで行われ、「AKB48」や九中卒業生の「矢井田瞳」さんもやってきた。今でも人が集まる様々なイベントをおこなっているはずだった。しかし昨年の6月18日地震が発生し、千里セルシーに大きな被害がでた。それでも一部お店は営業していたが、今年5月31日殆どの区画が「閉鎖」となり、約50年にわたってて親しまれた建物は眠りに就いた。昨年まで巡視コースだった場所に、もう立ち入ることはできない(写真1) 。

 おやじ巡視

 立ち入ることはできなければ、当然中学生の深夜徘徊もない。だが続けることに意味がある。新たな巡視場所もあるし。19時前、PTA会長を先頭におやじ巡視隊が九中から千里中央へと向かった。先生やおかあさんもいるが、”おやじ巡視”は一般名詞となっているので、おかあさんも大歓迎である。問題はない。問題はないが問題行動抑止のため、巡視隊は腕章(写真2)をつけて歩く。腕章がないと道行く人に、単に大人がたむろして歩いているのではないという印象も与えるからだ。

 最初、商業施設SENRITOのなかを回った。SENRITOのコンセプトは「・・・千里中央に新たに生まれたのが、文化と生活、住まいが一体となった新しい複合施設。様々なものがそろい、学び体験できることがあるから、あらゆる人が気軽に訪れることができる・・・(SENRITO HPより)」気軽に深夜徘徊する九中生はいなかった。塾のフロアーには中学生がいても不思議ではないが九中生はいない。明日から学校なので家庭で宿題に追われているのか?巡視予定のコースを1時間ほどかけて回る(写真3)。最後、ピンク色がまぶしい100円ショップをのぞく。ここにも中学生はいなかった。卒業生や数名の九中生には出会ったが千里の夜は健全である。平和な千里が、今日も明日も続いて欲しい。

 担当者「PTA会長さん、地区委員長さん、九中保護者さん、九中職員を中心に千里中央の見回りを雑談をしながら行いました。九中生に出会うことはほとんどありませんでした。以前は中高生のたまり場となった場所も今は面影もなく千里は平和です。今後とも九中校区の落ち着いた環境を守っていけるよう、ご協力お願い致します。本当にありがとうございました。」

眠る夜 巡るKnightと 千里へTO 

セルシーは眠りについたがSENRITOに灯がともる。巡視の騎士は夜をめぐる。