九中の先輩 お話を聞く  先輩のお話

4人の先輩のお話を聞く(写真1)

 先輩のお話を聞く後輩(写真2)

後輩にお話をする先輩(写真3)

 卒業生が母校を訪ねてくれるのは嬉しいものです。先週金曜日の6限は、進路選択の参考にと3年生向けに、「先輩のお話を聞く会(写真1,2,3)」を持ちました。授業や試験の合間をぬって、卒業生の先輩4人(現高1~高3生)が、後輩に伝えたいことをもって、九中に来てくれたのです。体育館で”「納得」する未来のために”とお話してくれる先輩の姿・・・進路選択に向かうイメージがわいてきたのではないでしょうか。進路通り 

 進路どおり  

 平安京の名残をとどめる京都市は、碁盤の目のように道路が走る。有名な通りがいっぱいだ。覚えるのに一苦労するのだが、昔から伝わる京都のわらべ歌、「まる たけ えびす に おし おいけ♪ あね さん ろっかく たこ にしき♪」と、この歌詞を覚えれば、通りを克服するのは容易い。 丸太町通り、竹屋町通り、夷川通り、二条通り・・・・だ。

 豊中市立第九中学校にも有名な通りがあるのをご存じだろうか。A棟2F渡り廊下に続く通り、その名は”進路通り”である(左写真)。廊下の両サイドには、公立高校や私立高校等、進路のポスターが百花繚乱、進路担当者の手によって整然と貼られ、並ぶ。よーく目を凝らして見て。ポスターのキャッチコピーにも、高校側の想いや工夫が随所に見受けられる。”知らないと向き合い、今と出会う” ”夢をつかむ 私の未来” ”なりたい大人になるための学校” ”やさしく かしこく うつくしく” ”探究しましょう、学びの森を”・・・等々興味関心を引く文言で溢れているではないか。この通りを眺むれば、公立、私立の情報が一目瞭然に入って来る。生徒の意識を高めるためにも一カ所に集められているのだった。3年生は、これから星の数ほどの情報の中から、自分に必要な情報を拾い出さねばならない。全力で切り拓いた者が納得する未来を手に入れる。そのために用意されたのが、「先輩のお話しを聞く会」であった。

 先輩のお話のとおり 進路担当『進路を考えること』は『自分の未来を考えること』その第一歩を自ら踏み出そう!

 先輩のお話・・・高校では、自由が増える反面、自己管理しないといけないことが増える。・中学校生活を振り返るとクラブ活動でつながった仲間との絆はかけがえのないもの。・高校では文化祭や体育祭でも先生にしてもらうのではなく自分たちでアイデアを出し合って運営している。行事はその学校の雰囲気がよくわかるので中学生にも是非見に行ってもらいたい。・併願する私立高校を決めるときは、ちゃんと自分が通う学校と思って選んでほしい。忙しかったり面倒だったりでなかなか説明会やオープンスクールに行かなかったことを後悔した。・誰かのせいにするのではなく、自分で決めて、進んでいってほしい。・やる前から諦めずに、全力でやってほしい。そうしたら、結果はともかく納得できるはず。

 先輩のお話を聴いて・・・僕は高校に行く意味があるのかな?と思っていました。だけど、今日の「高校はこんなことがある、おもしろいことがある。」みたいな話を聞いて、高校に行きたい!という気持ちが持てました。そして今年の中学最後の1年を悔いのないようにしていきたいです。

・何度か説明会のようなものを受けたことはありますが、どれを聞いてもいまいち実感のもてないようなものばかりだったので、今回の体験はとても貴重なものとなりました。高校がどういった場所かを初めて詳しく聞きました。先輩のことばには重みがあり、オープンスクールには絶対行こうと決意しました。先生が言うような勉強しなさいと圧力がかかるのではなく、こういう楽しみがあるよ、といったことを話していただけたので、肩の荷が下りた気がします。

学びの森 悩む一年 未来探し