購買部  ソファのある図書館  朝読しっかり週間

 職場体験:購買部(写真1)

 職場体験:学校司書(写真2)

11月5日~朝読しっかり週間(写真3)

 職場体験学習は、さまざまな「働く」を通して社会の成り立ちを理解する大切な学習活動です。「働く」とは、人が動くこと。九中購買部には2名が配属されました(写真1)。朝からパン申し込み票のチェックをし、パン屋さんから届いたパンやおにぎりの数があっているかどうかを検品します。ケースを拭き、パンに値段も書きます。しかし、職場が定休日や休館日の時もございます。動けない場合は・・・こちらですパート2 学校図書館のお仕事です(下写真)。職場体験 図書館

 学校司書さんの1日

 学校司書(以下:司書)のお仕事は多岐に渡る。「学校司書」は学校図書館で働く専門職員である。必要な資格は「司書」で必要な知識は本に関するすべてだ。他に情報の調べ方、学校教育に関することまでを含む。

 司書の先生の1日は開館準備から始まる。返却日カレンダーを設定、返却スリップの用意、返却ボックスの本を返却処理、前日の返却本を書架(本棚)に戻す・・・。

 開館中は貸出・返却(休み時間、昼休み)のかたわら、選書(購入する本を選んでリストを作る)やら、リクエストの処理(ないときは相互貸借依頼など)、購入した本の受け入れ装備、授業や調べものへの対応、他校からの貸出依頼やレファレンスへの対応もおこなう。また本の修理や除籍作業もやらねばならぬ。図書館の中や廊下の展示・掲示物の作成、図書館だよりや先生向け資料の作成、その他もろもろまであるのでああ急がし、忙し。だが生徒達がたくさん本に興味を持ち借りて読んでくれれば、忙しさも喜びにかわる。「図書館は”学校司書”の仕事でできていた」を2年生は体験した。

 職場体験・学校図書館

 学校図書館では、1日目23人、2日目10人、3日目41人の生徒を職場体験として受け入れた。司書の仕事は、カウンターで本の貸し借りをしているだけではないのがわかった。選書や購入本の受け入れ、除籍、レファレンス対応、他の図書館との相互貸借、蔵書点検など見えにくい仕事がたくさんある。司書の先生は、人数が多く実際に体験してもらうのが難しいため、プリントを配付していねいに説明された。2人ペアを作る。司書になったつもりで「九中図書館のここがいいね!」と「より使いやすくするにはどうすればいい?」を考えた。良い点「ソファやぬいぐるみ(写真2)があり温かい雰囲気がいい」「蛍光灯が多く明るい」「ジャンルに分かれて本が探しやすい」等々。改善点「椅子がかたい」「漫画を目立つところに置いて欲しい」等々。発表して意見を共有する。

 12月25日には、「豊中子ども読書活動フォーラム」が開催される。今年の講演は、ヤングアダルト向けのミステリーで人気の作家「はやみねかおる」氏である。事前企画としてはやみねさんからの「挑戦状」が届いており、職場体験の締めくくりは、その挑戦状に取り組んだ。

 学校司書「今回、学校司書の目線を体験したことで、より親しみを持って学校図書館を利用してくれたらいいなと願っています。また、今日11月5日(火)から11月8日(金)までは”朝読しっかり週間(写真3)”です。読書生活を向上させ、本に興味を持ってもらうため図書委員会で取り組んでいます。」

秋の日に 朝読しっかり 頭さえ