つばめ飛来  つばめ 燕尾

 つばめ

ツバメ飛来 イメージ(写真1)

ツバメ巣作り(写真2)

ツバメ子育てへ(写真3)

 昨日間テストが終了しました。テストが終わって明日からまた頑張りましょう・・・と生徒がクラブやプール清掃等に向かった放課後、「チュビチュビチュビチュルルルル♪」とツバメが2羽、豊中市立第九中学校に飛来しました。実はGW前から某場所で巣作りをおこなっていたのです。今日も仲良く、チュビチュビチュビ~と巣作りに頑張っています。空飛ぶツバメ

  巣作り・子育てを解決 豊九へ 

 それはGW前のことだった。体育の先生が九中上空を見上げた。「ちゅんちゅん」雀か?よく聞くと「チュビチュビチュビチュルルルル♪」と鳴く生物が飛来していた!2羽のつばめだった。身体は流線型をしており、飛ぶ鳥を落とす勢いで飛んだかと思えば、壁の前でぴたりととまりホバリングをする。まっすぐ飛んだかと思うと、V字ターンで急角度に方向を変える。剣豪 佐々木小次郎の必殺技「ツバメ返し」さもありなん。飛ぶ技術は相当なものだとにらんだ。飛んでいる姿を、カメラに収めようと何度も挑戦するがフレームに収まりよらん、ここはイメージで堪忍してもらおう(左写真)。

 GW後、某場所の壁に土?がべっとりとへばりついているのを発見、みるみるうちにお椀を半分にしたような形になっていった。ツバメはこの場所が気に入ったのか、豊中市立第九中学校で巣作りを開始していたのだ。2羽のつばめが、交互に飛んでは土を運ぶ。泥と枯草を唾液で固めて巣を造る。1羽は巣へ急旋回(写真1 ここもイメージで堪忍してください)、土をくっつける(写真2)。もう1羽は下足箱に止まり、周囲の安全よし!と危険がないかを確認し(しているように見える)、「チュピー♪」と声を出す。気がついた生徒が「かわいい」と声を出す。九中生がいても怖がる様子もなく巣作りに精を出す。ツバメについてもっと知りたい。

 知りたいを解決!図書館へ 鳥類 スズメ目ツバメ科 ツバ九 

 つばめの生態について詳しく知りたい。謎を解く鍵は図書館にあった。司書の先生に相談すると一冊の本をお薦めしてくれたのだ。「ツバメの謎 北村亘」である。ふむ。ふむ。つばめについて知る。本を読んでいろんなことがわかった。つばめは鳥類スズメ目に属す。春になると南の国から日本へ渡って来る夏鳥で、人々の暮らしに身近な鳥である。なぜわざわざ日本へ?それは子育てに関係していた。日本の春は虫が大量に発生し、その虫をヒナに食べさせるのだ。また、人のいる場所以外ではツバメは巣をつくらない。不思議?なぜわざわざ人のいる場所に?

 ツバメは古くから、たんぼの穀物を食い荒らす害虫を食べる益鳥であり縁起がいいとされてきた。ツバメは居心地の良い環境を選んで巣を作る。巣を作るのはその家の人も見て判断する・・・。だから、ツバメが巣をつくる家は繁盛するらしい。豊中市立第九中学校は繁盛する学校だとツバメに判断されたのだ。優しい九中生がいっぱいいて安心だし、自然も豊か(えさが豊富)で、子育てに適していると考えたからに他ならない。九中に住むツバメ、ツバ九ろうは世間におられるので仮称 ツバ九、どうだろう・・・。

 担当者「ツバ九は子育て(写真3)をして子孫を必死に残そうとしています。九中で安心・安全に子どもを産んで育ててくれることを願います。だから、みんなでそっと、応援しましょう。もし、ヒナや卵がある巣を壊せば、鳥獣保護法違反になる可能性がありますので気をつけてください。」

気をつけてそっと見守りツバメの巣