卒業の言葉  送別の歌  大地讃頌

卒業の言葉(写真1)

合唱 地球星歌(写真2)

合唱 大地讃頌(写真3)

 ~  第48回 卒業式  ~  3月14日(水)九中上空は高気圧におおわれ、気温もうなぎのぼり!4月上旬の気温でした。お空がポカポカの9時半前、用意していた座席もほぼ満席になりました。3年生入場!PTAの有志の皆さんが心を込めて手作りしてくださったコサージュを胸につけての入場です。司会「ただ今より、豊中市立第九中学校第48回卒業式を挙行いたします。」式は、証書授与(左下写真)、学校長式辞、花束贈呈と粛々とすすみ、「在校生送る言葉」「卒業の言葉(写真1)」では卒業という峠を登り終えようとしている中学生活の思い出が駆け巡りました。送別の歌「地球星歌(写真2)」、卒業の歌「大地讃頌(写真3)」の合唱は、体育館の隅々にまで届き、その声は胸に響き鳥肌がたったのではないでしょうか。卒業生たちは、卒業という峠を越え九中を本日巣立ちました。これもひとえに、日ごろより、本校を温かく見守り、ご支援してくださったご来賓、保護者の皆さまのおかげです。あらためてお礼申しあげます。証書授与

 無駄の数だけ人生を豊かにする

 ・・・これからの人生において、中学校での貴重な体験が皆さんの仕合わせにつながると信じています。皆さんの経験に無駄なことは何ひとつありません。詩人の田口久人さんの詩に共感する詩を見つけました。・・・人生に無駄なことはひとつもない。どんな経験であってもこれからあなたが生きる糧となる。 

 本当に、人生に無駄なことはひとつもない、と思います。今、皆さんを前に、白馬修学旅行のある場面を思い浮かべます。「ここに3年生が苗を植えるのだ。各クラス、田んぼのあぜ道をとおり持ち場に向かう。たんぼは、見るからにぬかるみの世界だ。 ここに入るの。入るんだ。田んぼに足を踏み入れたとたん足首まで泥に埋まった。カエル、タニシ、ナメクジ等にきゃー!みんな生きている。やばい。足がつる。腰がいたい。農家の人マジすごい。3年生の叫びが白馬にこだまする。”ぬかるみに 悲鳴とどろく 田植えかな” だが、端まで苗を植え、田んぼをふり返ると一人2列の苗がきれいに並んでいた。」その時の3年生の顔は、にっこり とてもいい表情でした。無駄かどうかその時にはわかりません。言えるのは無駄の数だけ人生を豊かにするのではないでしょうか。人は目でものを見ますが、見たものを留めるのは心です。経験を積み重ねることで心が育ちます・・・。(式辞より抜粋)

 48期生 卒業の言葉 卒業という「峠」~ ・・・楽しかった中学生活もとうとう最終日となり一人ひとりの道を進む時がきました。またいつか大きな峠に立ち向かうその時も、この仲間達とともに過ごした3年間の努力と成長を信じたいと思います。私たちは今、豊中市立第九中学校というひとつの峠を仲間とともに登り、そして自分の道をみつけ様々な思い出を胸にまさにくだり終えようとしています。先生方、毎日失敗を繰り返し騒がしい私たちを温かく指導してくださりありがとうございました。クラスや進路、また勉強以外のいろんなことで悩んでいる私たちを最後まで見守り励ましてくださったことに感謝しています。(卒業の言葉より抜粋)

 とある保護者「3年間九中で勉強しクラブ活動で、”泣き笑い”したことを糧に、”※一労永逸”(いちろうえいいつ)の心で新たな人生を歩んでいってください。九中生活を本当に親子で楽しませていただきました。今日は3年間おつかれ様の祝杯をあげたいと思います。先生方、本当にありがとうございました。」 ※一労永逸:一度苦労すれば、その後長くその恩恵を被り、安楽な生活を送ることができること。

 立ち向かう大きな峠に無駄はない