読書週間  新聞 スクラップ  蔵書点検

 読書週間:~11月9日(写真1)

司書体験:スクラップ作業(写真2)

司書体験:蔵書点検(写真3)

 ~職場体験に行きました~  10月31日からの3日間は、「職場体験学習(CUL)」です。CULとは、働く人々と接したり、社会において働くことの大切さ、さまざまな仕事を通して社会の成り立ちを理解する大切な学習活動です。「働く」とは人が動くこと。2年生は九中を飛び出し校区内外のあちらこちらでしっかりと動いてくれました。しかし職場が定休日や休館日の時もございます。そんな場合は・・・こちらです(下写真)。学校図書館

 学校司書さんの1日

 学校司書(以下:司書)のお仕事は(滝・他器・多岐)に渡る。「学校司書」は学校図書館で働く専門職員である。必要な資格は「司書」で必要な知識は本に関するすべてだ。他に情報の調べ方、学校教育に関することまでを含むから結構大変だ。

 司書の1日は開館準備から始まる。返却日カレンダーを設定、返却スリップの用意、返却ボックスの本を返却処理、前日の返却本を書架(本棚)に戻す・・・。

 開館中は貸出・返却(休み時間、昼休み)のかたわら、選書(購入する本を選んでリストを作る)やら、リクエストの処理(ないときは相互貸借依頼など)、購入した本の受け入れ装備、授業や調べものへの対応、他校からの貸出依頼やレファレンスへの対応もおこなう。また本の修理や除籍作業もやらねばならぬ。図書館の中や廊下の展示・掲示物の作成、図書館だよりや先生向け資料の作成、その他もろもろまであるのでああ急がし、忙し。だが生徒達がたくさん本に興味を持ち借りて読んでくれれば忙しさも喜びにかわる。おりしも10月27日(金)~11月9日(木)は読書週間だ(写真1)。読書をする習慣をつけ、読書生活を向上させてゆくために設定された週間、”本に恋する季節です!” のある職場を2年生は体験した。

 学校司書さんのお仕事体験      

 体験内容がこれだ。①新聞や雑誌から必要な記事を選びスクラップする。②蔵書点検をする。③選書をおこなう。まずは“スクラップ”から(写真2)。机に座り新聞を手渡される。自分の必要とする記事を新聞などから切り抜き、ファイルにまとめる。役立つ資料作成のため、はさみで新聞を切り取っていった。

 “蔵書点検”は図書館にあるすべての本が本当にあるかを確かめる作業なのだが、これが昔は大変だった。九中図書館にはなんと1万3000冊もの蔵書があるし。今はバーコードで読み取るのでまだ楽になった。生徒達は3人一組で作業をした。一人が本を取り一人が本のバーコードに当てると”ピッ”と音が鳴り、パソコンが反応して確認OKとなる。一人がその本を戻す。ほんのつかの間もう次の本が手渡されていた。慣れてくると流れ作業ではやい。見事なチームワークをみせた(写真3)。

 “選書”とは必要な本をどのようにして選ぶか、である。司書の先生はアンテナが高い。あちこちから中学生に読んで欲しい本の情報をインプットし、図書館だより等でアウトプットしていく。先生「どんな仕事でもそうですが、これらの作業を通して学校司書も見えないところで様々な仕事をしていると知ってもらえたら今回の職業体験は成功です。」

 生徒「学校の図書館も”司書”の資格が必要だと知りました。本の貸し出し・返却をするだけだと思っていましたが、実際はすることが多くて学校司書の仕事も大変だ、と考えを改めました。大きな声で返事をできなかったのが反省です。しっかりと声を出さなければ相手に何も”伝わらない”ことをここで学びました。」

本当に 読みたい本を 探し出し