抽象画  2点透視図法 絵文字「獣」 
3年 抽象画 喜怒哀楽

2年 街の景観図

1年 絵文字がしゃべり出した!

  年の瀬に12月も残り後わずか、渡り廊下には九中生の「美術作品」がずらっと展示しています。来年は戌年ですが”うまっ”としかいいようがない作品ばかりです。さて、戌年。新しい年はどんなことが待っているのかワクワクドッグドッグと期待しつつ生徒に寄り添うHPを更新していきたいと考えております。なお一層のご支援とお力添えを、よろしくお願いします。抽象画「喜怒哀楽」鑑賞

 3年生作品 ~木版画(左写真上下)~

 版画とは板を彫刻刀で彫り絵の具やインクを置いて凸面の形を紙に刷る方法である。で、ひとつの図案や版でたくさん作ることが出来るため商用に発達した。3年生は一枚の版木で彫りと刷りを繰り返して表現する多色版画に挑んだ。「喜怒哀楽」からひとつ感情を選び作品を作る。具体的なものは描かない。あくまで全体のバランスを考え抽象画で作品を表現するのだ。「喜怒哀楽」を線や図形で表現しアイデアを考え、考えたアイデアをトレーシングペーパーを使って下絵に書き写す。次に彫りに移る。

 「彫り」はどこを彫って、どこを残すかを考えないと怪我はしないが痛い目に遭う。いや彫刻刀を使うので痛い目に遭う可能性がある。彫ることに夢中になるあまり、木を押さえる手が彫刻刀の前にいくのだ。彫刻刀を持つ手が、勢いあまって滑れば・・・。血をみることになる。だから、「彫刻刀の前に手を置かない」を徹底的に注意している。話を戻そう。1回目の彫りは「白く」したいところを彫る。そして刷り紙をのせバレンで刷る。刷り具合を確かめたらひとつ前の色を「残したい部分」を彫っていく・・・。廊下に掲出された作品は、「喜怒哀楽」が戌年とともに迫りくる(左上写真)。

 年生作品 ~街がとびだす(中央写真上下)絵文字がしゃべりだす(右写真上下)~

 2年生は2点透視図法を使って街の景観図を描いた。目の高さを設定する。手前の方から描き始め徐々に後ろを描く。全体の(幹事・漢字・感じ)が出来たらビルの側面など細かい部分を描いた。1年生は、漢字一文字と絵を組み合わせて絵文字を作った。漢字の意味やイメージをもとにアイデアをいっぱい考える。

 廊下に掲出された作品は、今にも「街」が飛び出し、「絵文字」がしゃべり出すようだ。美術の授業はアイデアを考えた後、単純な作業が多い。『単純なことを完璧に行う忍耐力を持つ人だけが、困難なことを簡単に行うスキルを獲得できる』そういう力を育てたい。

美しく新しい年彩ろう 豊中市立第九中学校