ノートルダム大聖堂  デザイン素案  ステンドカット

photo by senngokujidai4434写真1)

描いて描いて。(写真2)

よってたかって。(写真3)  

 2年生保護者の皆さまへ いよいよ明日は一生懸命練習してきた「合唱コンクール」です。当日は子どもたちの頑張りをぜひ、ご覧ください。(保護者プレートをお願いします。上履きをご持参ください。演奏中の入退場はご遠慮ください。)さて、2年生は3年生の「送る会」に向けて12月より取り組んでいることがあります。ステンドグラス制作中 

 ステンドグラスも”ドキッ” 

 ステンドグラス(絵模様のガラス窓)とは?ネットで調べた。鉛の枠をつないで窓ガラスにする技法である、またそのガラスをさす。なるほど。各種の色ガラスをさまざまな形に切り、中世のヨーロッパで発達し教会や西洋館の窓の装飾にも多く用いられた。イギリスで初めてのゴシック様式を取り入れたカンタベリー大聖堂やフランスのノートルダム大聖堂(世界遺産 写真1)等が有名で神々しくもある。ステンドグラスは外部からの透過光で見るため人の目に美しく見えるので、九中の「送る会」でも採用されている(参考:ウィキペディア等)。

 ステンドグラスの定義は鉛の枠に色ガラスか。2年生が制作するステンドグラスはガラスではなくカラービニールで、鉛の枠ではなく黒ジャンボロール画用紙を使って枠を作っている。ということは、「似て非なるもの」。九中ステンドグラスはもどき、ともいえる。世間には素晴らしい”もどき”が存在する。”がんもどき”なんかもそうだ。がんもどきは油揚げの一種で味が雁の肉に似ている。煮ても焼いてもうまい。九中ステンドグラス”もドキッ”とするような「作品」を期待したい。

 ステンドグラスに”ドキッ” 

 3月6日に開幕する「送る会」が近づいてくる。2年生では卒業する3年生のため「ステンドグラス制作」を始めていた。原画は冬休みの宿題として、「?」というテーマで考えた。テーマはまだ公表しない、秘密のベールに包んでおく。ステンドグラスの図案は力作がたくさん集まった。美術科で切り絵を学習していることが十分に生かされ、こまやかで鮮やかな「?」が描かれている。クラスでの投票を経て、2年生全体で60枚の窓を飾る10人の図案が決まった。手前味噌ではあるが素晴らしいデザインである。担当者は思う。この原画がステンドグラスとなり体育館の窓を飾る姿を想像する。この原画ならきっと3年生を送る会で会場を華やかに飾るステンドグラスになるはずだ。ステンドグラス「もどき」は花開き ステンドグラスも「ドキッ」と、にかわる予定だ。

  作業手順はこうだ。黒ジャンボロール画用紙をカットする。枠線をひく。図案を拡大して描く(写真2)台紙を切り抜く(写真3)。カラービニールを裏から貼る(左上写真)。昨年から委員がひと足先にダンボールや台紙の下準備をしてくれていた。放課後学習室で黙々と作業をしている。通りがかった人がボランティアで手伝ってくれたこともあった。「ありがとう」。インフルエンザでの学級休業などの影響もあったが順調に作業はすすむ。完成した未来予想図は秘密。まだ皆さんにはお見せ出来ない。美しいものを見ると心が和む。制作に携わる2年生に「ありがとう」の輪がひろがる。 

 小春日に ステンドグラス 花開く