緊急速報

落下物に注意 

揺れた。机の下へ! 

緊急メール 受信。(写真1) 

落下物に 注意!(写真2)

机の下へ 避難。(写真3)

  備えあっても憂いを忘れない。 

 9月1日は”防災”の日です。南海トラフ巨大地震を想定した「大阪880万人訓練」が5日、大阪府内全域で行われました。大阪880万人訓練は今年で6回目を迎え、九中においても、訓練の様子を豊中市消防署の方に見ていただき防災教室を開催しました(下写真)。防災教室

 880万人訓練メール 

 大阪府で南海トラフ巨大地震を想定した「880万人訓練」が始まり、府内にいる人の携帯電話に一斉に緊急メールが届いた(写真1)。もちろん九中にも届いた。

 10:55分 B棟3階某教室では3年7組がHRをおこなっていた。担任はふだんどおり授業をおこなう。「・・災害が自分の身におこった時、犠牲にならないためにするのが今日の訓練です。訓練だからこそ本気になって。11時にケータイに警報のメールが受信されます。ではこの教室で地震がおきた時落ちてきそうなものは何かわかりますか?」3年生は答える。「蛍光灯が落ちてくる!」「クーラーが落ちてくる。」担任「そうですね。この間つけたばかりのテレビも落ちてくるかも知れない(写真2)。テレビの下の○○くん、直撃を受けたら危ないから気をつけてね。窓際の人はガラスの破片がとんでくる可能性もある・・・。」かちかち 11時の時が近づく。担任「揺れている間は机の下にもぐり頭を守ってください。この机で防御できるかわからないが、出来ると信じて隠れよう。」

 地震発生と防災教室

 11時!ジリジリジリー。火災報知器のベルがけたたましく鳴り響く。大きく床が揺れている(つもり)。担任「地震や。机の下に隠れて!」避難を指示する。クラス全員が机の下に避難したのを確認し担任も教卓に身を隠した(写真3)。机の下から「この態勢はきつい。」担任「 身体が入りきらない人はとにかく頭を隠して」3年生ともなると身体も大きくなり机の中に収まるには無理があったが、なんとか全員避難できた。頭は守れた。全校生徒は体育館に避難を開始した。しばらくして豊中市からの緊急速報も届く。火災も発生している模様だ。

 防災教室:最新DVD「熊本地震から学ぶ(東映)」のDVDを見る。1、想定外の揺れ~震度7が2度来るとは~ 2、安否確認はSNSが有効~ラインでつながった~ 3、避難生活の質~エコノミークラス症候群の危険~ 4、備蓄品~3日分は用意、ローリングストック法~ 5、揺れに対する備え~家具の配置、ハザードマップで危険確認~

 日本列島は4つのプレートの境界線に位置する有数の地震国だということを忘れてはならない。地震の怖さや日頃の備えを含め地震の時に何をすべきか、よくわかった。

 豊中市消防署員「九中生は避難するとき、押さない・走らない・しゃべらない 素晴らしいですね。避難する中で、一番大切なのは自分の命を守ることです。そして助け合う。実際に地震がおこったらどう行動するのか、お家の人とお話をして約束事を決めておくことも必要です。いつでも自分の身におこる可能性があることを忘れないでください。」

どこにある 防空ずきん 危機回避