松の剪定 

 松剪定後

剪定された松 

黒松 剪定中(写真1) 剪定後 スッキリ松(写真2)

剪定後 松の葉(写真3)

  九中いたるところ体育大会あり・・ 体育大会の準備は着々と進んでいます。今週九中に生える黒松くん、赤松くんにとって待望の日がやってきました。散髪です。豊中シルバー人材センターの植木屋さんにお願いし3日間かけて松の剪定(せんてい)をしました。抜けるような秋空の中職人さんたちがこられ、今朝も早くからせん定をしてくださっているので通用門から登校した生徒の皆さんは、気がついた人もいたのでないでしょうか。さすがに専門家の方は違います。大ばさみ、きばさみを匠の人が巧みに操り、築山を中心に校内にある松が目にも鮮やかにせん定されました。これでさわやかに体育大会を迎えられます。松選定中

 ボサの葉 黒松くん赤松くん

 体育大会に向けて、「九中いたるところ体育大会の準備あり」が始まっている。「人間(じんかん)到る処青山有り」からの引用である。つまり走るのが苦手であっても、体育大会で活躍する場はどこにでもあるということ。体育大会は誰かの仕事で出来ている。

 通用門入った先に私にふりむいて~と黒松くん赤松くんは訴えていた。29本の松は、長い間、散髪をしていなかったのだ。ボサボサ、そうボサの葉だった。ボサノバは1950年代~60年代に作られた曲で今なおスタンダードとして世界各国で聴かれている。ボサノバの音楽は爽快で親しみやすい。ボサの葉になった黒松くん赤松くんも大切な行事(体育大会)の前には散髪に行きたくなるもの。爽快で親しみやすい松となって体育大会に備えたいと思うのだった。

 スッキリ 黒松くん赤松くん 映える松 グランドは待つ 体育大会

 「これは手強いな」。植木屋さんは現場を見て思った。斜度30度を超える急斜面にかなりの松がたっている。だが、専門家はボサの葉も斜度30度にも(奥・億・臆)することなく脚立を松に立てかけ、するすると脚立を登りせん定ばさみを持ってしゃきしゃきと切り始めたのだ(写真1)。今後の可能性のある小さな芽をななめに残し後はばっさり!いく。ここを素人がすると"ザンギリ松"となってしまうから要注意だ。

 ”※ザンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がする”が、散切り松を叩いても”痛い”だけ 文明開化の音はしない。専門家は枝を見事にすかしていく。絡んでいる枝を間引いていく。みるみるうちにすっきり感がひろがる(写真2)。 ザンギリ頭 明治初期に流行った。ちょん髷を切り落とした髪型でこの頭をした人は近代化の潮流に乗った先進的な人だとされた。

 松の葉が大量に落ちる。せん定の仕上げ、最後はやっぱり後かたづけだった。せん定した葉っぱや枝をブロアーで吹き落とす(写真3)。ブロアーで吹き落とした葉っぱや枝は専門道具の「さらえ」(手持ち用の熊手)でさらえ歳松大蔵ざらえされゴミ袋いっぱいに詰め込まれた。赤松くん、黒松くんはひさしぶりにせん定され、にっこり笑顔。笑う”松”には福来る。体育大会に向け”イイ枝振りだわ”を見せてくれる。

大会 を入れて はい定