緑の電話  職場体験日誌  職場体験へ

九中在勤25年 緑の電話(写真1)

職場体験日誌(写真2)

下足箱:上靴から下靴へ(写真3)  

 職場体験”打ち合わせ”に行きます   

 今まで2年生は、「CUL」について準備し学んで来ました。CULとは、働く人々と接したり、社会において働くことの大切さ、さまざまな仕事を通して社会の成り立ちを理解する大切な学習活動です。10月31日から文字通りはもじもじせず、千里中央を中心に北は箕面から西は伊丹空港、東は青山台、南は曽根にかけて校区内外のあちらこちらに向かいます。その前に2年生がすることは初めての職場訪問です。いってらっしゃい。

 時を駆ける九中公衆電話

 私は公衆電話だ(写真1)。1992年からここに座っている。10年ほど前からケータイの普及にともないあまり相手にされなくなったのがさみしい。悲しい。だが購買部の方は今でも毎日使ってくれるのでありがたい。そんな日陰の私に訪れるゴールデン週間がCUL(職場体験学習)だ。先週、2年生がいっぱい私を使ってくれた。かけてくれた。・・・もしもし、事業所の○○さんですか・・・」今まで歴代の九中生が時を駆け、電話を架けてきた。2年生は先輩がたどってきた道を歩む。

 いよいよ年生のCUL(職場体験学習)が始まる。総合の授業で職場体験学習「電話のかけ方等」をおこない、2年生は実践にうつす。昼休みやら放課後、公衆電話は長蛇の列で賑わった。列が途切れることがない。公衆電話は声にはださないが喜ぶ受話器が目に浮かぶ。2年生は公衆電話の向こうの方と声をだして約束の時間をとりつけた。

 初めての職場訪問

 20日午後から職場体験グループ毎に担当の先生から説明を聞いた。冊子を開く(写真2)。九中から事業所への行き方を確認するんだぞ。事業所の担当者の方のお名前を覚えお顔を確認するのは職場訪問の第一歩だからな。何時にどこに行ったらいいのか?誰をたずねれば、いいのか?何か特別に用意していかなければならない物があるのか?何を着ていけばいいのか?事業所に着いてから、着替えるのか?  …などあらかじめ訊いておきたいことをまとめておく。事業所の方から受けた質問にも答えなければならないし打ち合わせで事業所の方から聞いたことは細かくメモをとること。

 小さいとき誰もが体験した「はじめてのおつかい」にみんなドキドキしたはずだ。もう記憶にはないだろうけど。緊張と不安を感じるなか2年生は今回はじめての職場訪問に向かった。電話でお声は聞いているが顔をみなければ、やっぱり不安だ。下足箱で靴を履き替える。上靴から下靴へ(写真3)。やはりドキドキはするだろうが笑顔で学校をあとにした(写真右上)。 

 学級日誌より「私は今から訪問です。すごく緊張しますが楽しみです。がんばります。」

放課後、お約束のA西会議室にグループ毎に全員戻ってきた。相手がわかり安堵の表情で。緩和&安心して。

 ドキドキと 自分の進路 探すCUL