逃げる1年生  逃げる2年生  話を聞く3年生

火災発生 逃げる1年生(写真1)

火災発生 走る2年生(写真2)

避難終了 3年生(写真3)

 避難訓練・・煙をあなどらない

 全校朝礼の予告どおり、昨日6限目に火災発生!避難訓練(下写真)を実施しました。目的は生徒の安全を第一に考え、防災の意識を高めることです。避難訓練の合い言葉は、「お・は・し・も」です。押さない。走らない。しゃべらない。戻らない。いったん運動場に出たらわきめも振らずに必死に走る。逃げる。この意識を持つことが改めて大切だと知りました。(問:下線部を漢字3文字で)火事だ!

 午後2時5分火災発生 豊中市立第九中学校A棟2階西男子トイレから白い煙があがった(つもり)。「火事だ!」火炎発見。先生が報知器に走った、押した。ジリジリジリジリーンー。生徒指導担当職員が緊急放送を流す。ううーーーー。「先生方は教室の窓を閉め、出火場所を避ける形で避難誘導を始めてください」。HRでは、担任の先生から避難経路の確認、外へ出るときは上靴のままでいい。校舎内は、ハンカチ等で口をふさぎ、走らないことなどなどの注意を伝える。「なぜ出火場所はいつもA棟2階の男子トイレなんですか?」質問がとぶ。昨年もそうだったか。出火場所を変える必要があるな・・・。1分後一番最初に運動場に逃げたのが1年生だった(写真1)。全力疾走。その後、各クラスが一目散に逃げる。2年生が脱兎のごとく走る(写真2)。生徒たちが運動場北側に集合した後、全体指揮の先生が、九中生・職員の全員無事を確認した(写真3)。火災発生後、5分が経過していた。避難が早ければ早いほど被害は少ない。   

 煙を吸わない 

 生徒指導担当の先生「火災が起きた時、まずは出火場所を確認。出火場所から離れる形で避難するのが、避難の基本です。昨日『おはしも』の話もしました。そとおり避難できましたか?しゃべって避難すると、避難指示を聞きのがす可能性があるのでしゃべらず避難することが大切です。あと火災で最も怖いのは『煙』です。特に黒い煙は一酸化炭素を含み吸うと、中毒となり火が迫ってるのに逃げられなくなります。毎年毎年避難訓練をするのは、いざという時に自分の命を救うためにするのです。」

 校長先生のお話「運動場に出た後ほとんどの生徒が一生懸命走り避難出来たと思います。災害がおきた時、助かる人と残念ながら助からない人もいます。何が生死を分けるか。運だけではありません。火災報知機が鳴っても周りが逃げない。誤作動?いたずら?根拠のない安心感で逃げ遅れます。脳は時として状況を都合良く解釈する傾向があるのです。逆にパニックになって出口に押し寄せ将棋倒しとなれば、これもまた大きな被害がでます。災害が起きたら、専門家(放送の指示、警察官、消防署や救急隊員の方等)の指示に神経を集中し行動しましょう。自分を守るために。」

  お・は・し・も 答え:一目散(いちもくさん)