積雪4cm  雪遊び  雪だるま

雪 足跡。(写真1)

雪だるま?オブジェ?制作開始(写真2)

雪だるま完成。(写真3)  

 1月27日土曜日、前夜からの猛烈な最強寒波は九中も襲いました。 各地で大雪になった日です。8時過ぎに登校したテニス部員は一面の銀世界に大はしゃぎです。運動場は一面真っ白。テニスコートは雪の中ではボールが見えません。その向こうでは、野球部顧問の先生を中心にトンボを使って雪かき、足腰のトレーニングに余念がありません。トンボで 雪かき 

 テニス部顧問の決断  

 九中へ向かうテニス部顧問は憂鬱だった。転車である。歩道は真っ白で自転車が安定しない。だが足には自信があるので雪の上を(恋・鯉・急)いだ。中央環状線付近で茫然自失となった。積雪で車が超徐行運転しているではないか。バイクは”こりゃ危ない”と思ったのか至る所に乗り捨てて(駐車して)ある。ふと今日はクラブは出来るだろうか?と疑念を抱きつつトンネルを超えた。そこは雪国だった。川端康成の小説「雪国」か。コートは真っ白。生徒達はラケットを持っていない・・・。ひたすら雪を追いかけている。足跡いっぱい(写真1)。テニスがわかる人にはわかるのだが、テニスボールは白い。白いボールを雪の上で打ち合うとどうなるか?どうなる?見失ってテニスにならないのが、自然の摂理であった。筋トレするにも冷たすぎる。外周も路面がツルツルで危ない。顧問は決断し部員を集めた。「今から1時間テニスコートで自由にトレーニングしろ!」シロいコートで生徒達は雪合戦を始めた。当ると面シロい!雪が滅多に積もらない九中では”積もる雪”を見ただけでテンションがあがり庭駈け、いやコートを駆け回る。

 定番の雪だるまも作り始めた写真2意外と難しい。雪玉を二つ作り乗せる。ここはバランスが大切なのだが頭の部分と胴体の部分の比率は3対4ぐらいが丁度いい。・・・テニス部員の作った雪だるまはなんと3段写真3)だった!2段ではないのか?これは、もしやアナと雪の女王のオラフか?欧米の雪だるまは三つの雪玉が重なっているのだ。アメリカ人は「スノーマンだよ。頭と胴と足があるでしょ」と言う。三つ目のまん丸な雪玉は足だった。ちなみに日本はなぜ2段なのか。これは日本の雪だるまがその呼び名の通り、ダルマ(達磨)をモデルとしてるからである(参考資料 アメリカと日本の雪だるまの違い)。雪を”逆手にとって”テニス部員は十分足腰の筋トレをおこなった。 

 野球部顧問の決意

 グランドも真っ白だった。佇む野球部員。顧問は思う。今日は練習どうしよう。野球がわかる人にはわかるのだが、ボールは白い。白いボールを雪の上でバッティングするとどうなるか?どうなる?見失って野球にならない。このまま放置すればグラウンドは水びだしになる。顧問は決意した。トンボを持った。野球部員は全員でトンボをかけ始める(写真左上)。グランドは練習が出来る状態となった。グランドに「ありがとう」の輪がひろがった。 

 大雪に ありがとう見っけ 運動場