非行防止教室1  非行防止教室2 非行防止教室3

友達から来た画像。(写真1)

 本当に怖いデーターの拡散(写真2)

「無知の知」を知る(写真3)

 近頃体育館にはやるもの。特色ある授業です。先週は、学校薬剤師の先生から1年生が「たばこの害」についてお話を聞きました。今回は、全学年集合です。7月14日に大阪府サポートセンターの岡本さんから、夏休みを前に「非行防止教室:危険性の確認~SNSの怖さ」をテーマに話をしていただきました(下写真)。岡本さんは筋骨隆々で「法律の執行機関」の専門家です。つまり警察の方です。専門家の方のお話はいつでも(傾聴・軽重・慶長)の価値ありです。非行防止教室

 無知の知?

  「無知の知」とは古代ギリシア哲学者ソクラテスの言葉。知らないのに、知ったかをしている人が多くいる。知らないことを素直に知らないと自覚することが大切だ。知らない事を知っていると考えるよりも、知らない事は知らないと考える方が優れているのだ。これを「無知の知」という。無知の知がトラブル防止の糧となる。

 つまり、スマホを前にして、A子が変顔の写真を自撮る。おもしろい出来映えだ。これを友達B子に送信した。B子「はははっ!うける。これは誰かに見せるっきゃない。C子にも送っちゃおう(写真1)」送った。本当に怖いデーターの拡散・・・どこで漏れたのかいつのまにかネットにも(写真2)。B子にもC子にも、自分の行為が悪いという自覚がなかった。(岡本さんのお話より)

 5W … Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)。1H … How(どのように)。特に、ここで大事にしなければならないのは、Why(なぜ)だ。あることが起きるには、必ず理由がある。結果には原因がある。なぜ(犯罪につながる?)画像を送信した?アップする?おきる結果に考えが及ばない。

 社会(九中生)の一員として自覚する。 

 岡本さんは言う。「学校の中で問題行動が起こる起因のひとつがSNSである場合が多い。スマホは大変便利な道具であるが、その機能を十分理解しているか?正しい使い方を知っているか?知らないということを知らない。間違った使い方が犯罪につながります。「無知の知」がトラブル防止の力になるのです(写真3)。GPSつきの写真、家の中で撮影した写真をネットにアップしたら、ややこしい人が出てきて、家までやってくる(本当にあった話です)。悪意のある書き込み、でたらめな書き込みが混乱を招く。仲間内まとめだから大丈夫と思っているかもしれないが世の中に絶対大丈夫はありません。侮辱罪、脅迫罪、名誉毀損罪、威力業務妨害・・・場合によったら、流出した画像がきっかけで警察が動き捜査対象になります。」

 警察の方の話だけに説得力がある。お話は続く。「法律で禁止されているからではなく、自分自身の身を守る!!他人に迷惑をかけない!!社会の一員として自覚する(右写真)!!社会の一員=九中生 ということを知る。誰か一人が(悪いと知らないで)画像アップや書き込みをしても、九中生みんなが嫌な思いをする。これから夏休みに入りますが、そのあたりを意識して過ごしてほしいと思います。

 現代の コミュニケーション SNS トラブル防止 これ拡散