体育館裏

 下足箱 大掃除

砂また砂

体育館入り口大掃除

玄関 大掃除

溝の奥まで

  年の瀬に大掃除です。毎日何気なく行われている学校掃除の時間ですが1年間で数えると3,000分、50分授業に換算すると約60時間にもなります。これだけの時間を掃除に費やすので学校はきれいに維持されています。さて、終業式前に大掃除をしましたが、冬休みに入っても生徒玄関は人々が通過します。そこで年納めに野球部とバスケット部が本気で清掃をしました。生徒玄関前大掃除

 すべての人に玄関を掃き掃除させれば、全世界がきれいになる

 ゲーテの言葉である。だから「すべての生徒が掃き掃除をすれば九中がきれいになる。」(資源・至言・次元)である。今年最後のクラブ活動の日、バスケット部が体育館に集まった。女子バスケット部員は体育館入り口玄関周辺の大掃除を顧問と一緒になってくまなくおこなう。棚の一つ一つを拭いていく。体育館ステージの裏ももちろん忘れない(写真左上下)。裏の攻撃が終われば・・・・野球部の表の攻撃が待つ。

 野球部と生徒玄関

 表の攻撃がいや清掃が始まった。野球部はふだんグローブとバットを持つが年の瀬には、箒とホースを持った(左上写真)。野球部は人々に応援されるチームになろうと12月練習最後の日にいつも生徒玄関を大掃除しているのだ。玄関前をT箒や竹箒で掃く。ホースでマットを洗う。砂ぼこりが舞う。???なぜ砂埃が?生徒玄関入ったところにステンレスの溝蓋が一列に並んでいる。ここか。溝を外すと積もりに積もった砂が露見した。

 この1年間校内に入る運動靴達は、マットの(先例・洗礼・船齢)を浴びる。泥や大きな砂はここで落ちる。だからステンレスの溝にはそんなに砂は落ちていないだろう。盲点だった。チリも積もれば山となる。砂も積もれば砂山となっていたのだ。顧問は走った。一輪車とスコップを用意する。部員一同で溝から砂を運び出した(写真右上)。溝蓋は水洗いするも横にこびり付いた砂はとれない。なぜかキャッチャーマスクを被った生徒が箒でとる(写真右下)。仕事は最後まで放棄しない。

 掃除をしていく中で生徒たちは「段取りをする力」や「協調性」等の力を身につける。清掃は単純な作業が多い。『単純なことを完璧に行う忍耐力を持つ人だけが、困難なことを簡単に行うスキルを獲得できる』そういう力を育てたい。

美しく玄関掃除彩ろう 豊中市立第九中学校