LINE講習会 この時なんて声かける? LINEで何て声かける?

2年LINE講習会(写真1)

この場面次の一言は?(写真2) 

LINE 君の答えは何?(写真3)

 LINEについては、生徒達が「落とし穴」にはまる前にと生徒指導の先生等から口を酸っぱくするほどお話をしてきました。が、トラブルの種は尽きません。そこで、今年PTA校区懇談会(昼夜の部)にお招きした中西先生に再びお越しいただき本日講習会を学年毎に実施しました(写真1)。中西先生はコミュニケーションアプリの本丸”LINE”の方です。質問:LINEは出来て何年?

 LINE 気をつけること

 無料通信アプリ。世の中のスマートフォンを持っている人の7割が使用していると言われるLINE。便利な面も多く存在する。スタンプ機能、グループチャット機能、タイムライン機能。最近では24時間以内なら取り消し機能までついた。進化するLINE。便利はどこまでも進むがどこかで使い方を間違えてしまうと、大変な問題になってしまう。なってしまっている。

 そこで中西先生に帰ってきた”LINEMAN”をお願いした。ウルトラマンは正義の味方だが中西先生は九中生の味方である(写真左上)。先生によると、今や中1で60、中2で70、中3で80%とLINEユーザーは増え続けている。九中生の実態はもっと多いかもしれない。講習会は全学年(一変・一遍・一編)にでも良かったのだが、微妙に学年によって問題は異なっている。上級生になるほど周りを意識し同調圧力が働く。お年頃は手をあげにくい。その微妙な違いを踏まえてねと2限から4限までを使って専門家にお願いしたのだった。大人でも夢中になるLINE、子どもが興味を持たないわけがないもの。

 LINE 考えること 楽しいコミュニケーションを考えよう

 ネット上のコミュニケーションは顔が見えない。先生「今から言うLINEで嫌やなと思うこと手をあげて。」「LINEですぐに返信がない。すぐにとはどれくらいか?考えて。」生徒「3秒!」自分の感覚を押しつけるとトラブルになる。先生「LINEでなかなか会話が終わらない。なかなかの目安は?となりの人と考えて?」生徒「20回」「11時まで」。大人もここは悩むところだ。相手に終わらせては申し訳ないと、忖度する。スタンプを送信する。スタンプ返しがきたどうしよう・・・。先生「知らないところで自分の話題がでてる。いい気はしないね。では話をしている時に相手がスマホの画面を触っている。嫌だと思う人?」2年生で多くの人の手があがった。先生「じゃぁ、お家でお母さんが話しているのにケータイを触っていませんか?」多くの顔が触っていると答えていた。自分の事として考える。話は具体的な内容に移る。「LINE上での会話、コニーから『79点だった(写真2)』なんて返信する?となりの人と考えてね。」あなたの答えは?先生は生徒目線に立つ(写真3)。

 さまざまな事例を交えて九中生は対処法を学んだ。ラブラブのツーショット写真、いまはリア充(リアルー現実の生活ーが充実している)でも5年後は大丈夫か?ユーチューブやツイッター、インスタグラム、鍵垢(鍵付きアカウントの略)や非公開にして安心!と思っているとスクショ(スクリーンショット)で、いつでも誰でも味方でも敵でも世間に公開出来るのだ。LINEのグループトークだから大丈夫!大丈夫じゃない。グループの誰かが、他のSNSにその写真を漏らすともう拡散。太田胃散でも龍角散でも直らない。誰も消せない。LINE悪夢は千里(中央も)を走り世界を駆け巡る。知ってるよ。ーバカにすんじゃねーよ。ばーかー 相手はどうとるか考えて欲しい。今日の講習会でLINEを使う時のリスクを体感したはずだ。 

Fulfilling of teenagers' LINE education ~10代のLINE教育の充実~