保健委員 放送中 窓開けなきゃ 手を洗わなくっちゃ!

保健委員放送中!(写真1)

教室窓開放中(写真2)

生徒手洗い中(写真3)  

 寒波一番!先週は記録的な寒波が襲来し寒さも記録的でした。大阪市内でも今期最低の氷点下2.5度を観測したそうです。全国の半数近くで水道の水が凍るほどの冷え込みが続き、冷蔵庫の中のような寒さがひろがっていました。今週も冬型の気圧配置が居座りそうです。こんな時、寒いからといって窓を閉め切って教室に居座っていたら忍び寄ってくるのがインフルです。そこで保健委員会が動きました。窓開放 保健委員

 お昼休みの放送室 保健委員登板 

 お昼休みの放送室というと、放送部員が当番なのだが、先週から少し様子が変わった。保健委員が登板である。最初の5分ちょっと、お貸し願えないだろうか?と放送部に保健委員会が間借りしたのだった。もちろん気温の低下とともに猛威を振るうインフルエンザ対策を兼ねる。

 寒い。窓を開けたくない・・・人情である。教室でイチ保健委員が換気のためと気をきかし、皆の視線を感じつつ窓を開けたら!ピューっと寒風が教室を(石鹸・接見・席巻)する。寒い!すぐ閉めろ。と声がとぶかもしれない。すぐ閉まった。寒さは去った。でも・・・”しまった”が残るのである。まだ空気は汚れている、それでいいのか?3分は開けておきたい。

 4限終了後、ピンポンパーン「保健委員から、お知らせです(写真1)。風邪やインフルエンザが流行る時期になりました。昼ご飯を食べる前に、手洗い・うがいをしましょう。また、閉め切られた教室の中は、風邪のウイルスやほこり、二酸化炭素がいっぱいで頭痛や吐き気、風邪がうつる原因にもなります。汚れた空気を外に出すために、換気をしましょう。それでは保健委員の人は、窓を開けてください。近くにいる人や先生方も手伝ってください。」これが味噌であった。お昼ご飯前にこの”放送”が流れば、”ほう、そう”なのか。と納得せざるを得ない。保健委員は、放送に後押しをされ勇気百倍!堂々と窓を全開!授業終わりの先生も思わず窓に手が伸びる。保健委員じゃなくても窓を開けようか。ありがとう。3年某クラスでは一気に窓が全開した。廊下側の窓も容赦なくフルオープン(写真2)!5秒の沈黙後、保健委員「開けましたか??」。開けました。校内の空気は新鮮さを取り戻していた。九中は新鮮さを取り戻したばかりでなく、手洗いにいく生徒まで増えた(写真3)。

 今日の健康の豆知識 ~受けて立つ保健委員は窓開放~

 保健委員会は「今日の健康の豆知識」まで披露してくれている。金曜日の放送で6回目、今回はこれだった。保健委員「体を温める食べ物はネギやショウガなどがあります。ネギにはアリシンという血行をよくする成分、ショウガはショウガオールという発汗を促す作用があります。冷え性だけでなく、風邪予防にも効果的です。寒い季節なので、お鍋やおでんなどを食べて体を温めるのもいいですね。」”寒波一番”の時は何が一番大切か、適切にアドバイスをしてくれるのだ。 身体が冷える。だが”冷え”を侮ってはいけない。冷えは万病のもと。冷えると内臓の働きが低下して免疫力も下がり、全身の活動に影響するのだ。今日はもう、ネギを食べなショウガないか。ありがとう、保健委員会。

 お昼の放送で心が温まります。「ありがとう」が今後も学校内外で飛び交うことを大いに期待しています。

 小春日に ありがとう見っけ 豆知識