玉受け1  玉受け2  玉受け3

玉受け 用意。(写真1)

 玉受け 投げた。(写真2)

玉受け 受けた。(写真3)

 2学期の大きな行事といえば体育大会です。一年生にとってはじめての中学校の体育大会でもあります。体育大会といえば50m走やリレーなどの華やかな競技を思い浮かべますが(穴ど・侮・ANAど)ってはいけないのが学年種目です。各学年ごとに”考え行う”団体競技で優勝の行方すら左右しかねません。盛り上がる競技&ルールにすべく一年生で考えました。玉受け

  日本代表候補!

 話は夏休み前にさかのぼる。中学校生活ではじめての体育大会の学年の団体種目を体育委員会で色々と案を出し合った。その中の1つの候補が玉受けだった。候補といえば、思い出されるのが2020年東京五輪決定の瞬間である。あの時多くの候補地の中から「おもてなし」の日本(首都東京)が選ばれた。

 今から3年後をめざし日本代表候補も選ばれていく。現在の東京五輪日本代表候補を調べてたら20歳前後の若い選手が多い。頑張れ!日本!ただ、あくまでも候補は候補だ。最後の最後まで勝負は下駄を履くまでわからない。

 1年生団体競技候補!

 さて、1年生の団体競技候補である。玉入れではなく、”玉受け”に決定した。本来は玉投げと呼ばれる。固定されたカゴに玉を投げる競技が主流なのだが考えた案は一味違う。玉を投げるのはもちろんだが、狙うのは固定されたカゴではない。

 カゴ?を持った信頼できる仲間に玉を投げ受けてもらう。これは白熱するだろうな、という競技にするには”ルール”作りが(寛容・慣用・肝要)だ。27日昼前、一年生の先生が密かに正門前に集まった。気温も高い。熱中症に注意しつつ、”玉受け”に熱中した。熱い想いで赤玉・白玉(下写真)を投げてみる。投げた。「距離は何mだ?」「受けるほうは何を持つ?」「投げるのは一人ずつ?」徐々にルールが固まっていく。いや待て!実際、男子はどれくらい、女子はどれくらい投げれるんだ?そんな疑問がわく。そんな時クラブ中の1年生に目がとまった。先生:「おーい、ちょっと球投げてみくれへんか?」生徒:「何々??」投げた。「届かへん~」投げた。「やった!!はいった!!」快くルール作りに力を貸してくれた(左上写真)。みんなで考えて50期生(1年生)の団体競技の形が見え赤玉 白玉てきた!!

 受けをいろいろ試した。箱でもなく、カゴでもなく、開いた傘でもなくコーンが絶妙だった(写真1,2,3)。受けやすさ、持ちやすさ、こぼれにくさ・・・本命はコーンかな。だが油断は禁物だ。これからも(紆余曲折・滅私奉公・有為転変)を重ね、学年種目を検討していく。結果は下駄を履くまでわからない、いや運動靴か! 正解:紆余曲折(事情が込み入っていて、いろいろ変わること。大辞泉より)

投げる玉 気持ちをつなぐ 受ける人