学力向上タイトル 「STF学習(主体的で対話的で深い学び)を目指して」

千里 九「防災教育は他人事とせず自分のこととして考え、学校を出てからも生涯必要な知識である」

 2月13日 地震

大型モニター 

 救助袋

2月13日福島県沖で震度6強(写真1)

保健体育:大型モニター (写真2)

3階教室:救助袋 (写真3)

 2月13日(土)23時08分頃、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震がありました(NHKニュースより 写真1)。天災は忘れた頃にやってくるといいますが、日ごろの備えが何より必要です。さて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため緊急事態宣言発令の中、学校教育活動は感染防止を徹底して継続いたします。新型コロナウイルスは人災か天災か判明しませんが、今2年生保健の授業では天災がおこった時の防災教育を主体的に学ぼうとしています。保健体育
 防災教育とは?

 防災教育とは、さまざまな危険から児童や生徒らの安全を確保するための教育である。文部科学省は防災教育の目的を3つ挙げている。(①自然災害について理解を深め、適切な意思決定や行動選択をできるようにする。②災害の危険を理解して自らの安全を確保する行動や日常の備えができるようにする。③学校や家庭、地域の安全活動に進んで参加し、貢献できるようにする。)

 ただやるだけではなく、子どもたち自身による行動につながってこその防災教育である。豊中市立第九中学校では、「どういうときに、けがをしやすいか」、「けがをしないために、どうすれば良いのか」など、災害時のけがに対する知識を保健体育の授業で教えている。

 保健体育の授業では、教科でまとめた防災資料を大型モニターに映し出し、生徒との双方向な授業を目指している(現在は、新型コロナウイルス感染予防のため一部自粛中)。

 保健体育での防災教育 保健体育で防災教育?何をしているのか気になるところだ。今2年生では防災について習っている。2月10日、B棟3階の某教室では本時の目標がモニターに映し出された。前回は、「自然災害による危険が理解できる」であった。今回はそれを受け「自然災害による傷害の防止」である。生涯に渡って必要な知識だ。目標は、「日ごろからの備えと災害情報を把握する必要があることを理解できる(写真2)」であった。災害時の安全確保は、屋内と屋外では違う。屋内では家具の転倒や物の落下を防ぐ。非常持ち出しの準備を日ごろから確認する。屋外では、落下しやすい物(塀、看板、自販機等)や場所の把握をしておく。「・・・火災がおきた。下に逃げられない。高い建物には救助袋が設置されている場合がある。救助袋のある場所を知っていれば助かる可能性がひろがる。ほらこの教室にはあった(写真3)。」・・・担当者がまとめに”うつる”。まとめがモニターに映る。「自然災害の2次災害を防止するには、災害時の危険を予測しそれに備えておく必要がある(左上写真)」災害は他人事ではない。いつ自分の身に降りかかってくるかわからない。だから備えが必要なことを学んだ。

 担当者「今2年生保健では防災に関する授業をおこなっています。「主体的・対話的で深い学び」をおこなうのに適した単元なのですが、生徒同士の学びあいは、新型コロナウイルス感染予防のため難しい状況です。そこで、防災に対する個々の考えを引き出し、教室で共有するようにしています」

 授業終え 傷害の防止 わかったで♪