学力向上タイトル 「学力向上と全国学テ 数学

千里 九「これからの学力向上の鍵は追求&探求。全国学テ数学Bの問題は、実生活において活用できる知識・技能を求めているが、式の計算もおろそかにしてはしけない。

 数学ポイント1

 数学ポイント2

 全国学テ数学

!ノートに知っておこう1(写真1)

!ノートに知っておこう2(写真2)

数学B問題用紙 (写真3)

 数学の授業~ 数学の授業(2年) 

  1,2年生のみなさん、3年生は大変です。4月19日に全国学力調査(3年)が終わったと思ったら、来週月曜日に実力テストがあり、月末には中間テスト、6月23日にチャレンジテスト、27日からは学期末テストが待ってます。1,2年生眠れる獅子の皆さんも、ひとごとではありません。

 眠れる獅子と数学の授業 眠れる獅子とは、大きな力をもちながら、それをまだ十分発揮しないままでいる人や国などのたとえのことをいう。 歴史上で言えば1894年日清戦争当時の中国がそう呼ばれた。ここのところは教科書P189に詳しい。当時の世界は日本が負けるだろうと予想したのだが、実際戦争をしてみたら日本が勝ってしまったので「眠れる獅子」と表現された。

 いまだ眠れる獅子?がいるだろう2年某クラス。(安心してください。実際は全員起きて授業を受けています 写真左上)数学の授業が3限目にあった。式の計算、代入法について教科書の中でさくらさんとゆうと君が問題を解いた。4(a+2b)+(a-5b)の式にa=-2,b=1/3を代入して・・・さくらさんは、最初から式に数を代入して、ゆうとさんは文字式を簡単にしてから、数を代入した。どちらでも答えはでるのだが。計算間違いしにくいのは?黒板に感嘆符!がうたれた。今日の「めあて」である。この数学の授業では「これはノートに知っておこうマーク」という知る人ぞ知る印だった、2年生しか知らないが。内容は「式の値を求める時は、式を簡単にしてから代入するほうが簡単になる(写真1)」ほう・・・知ってるわ 当たり前だなと納得の生徒たち。が、フェイントだった。先生のめがねの奥が光る。止まった手が動き出す。「場合のほうが多い(写真2)」が追記された。簡単な問題にも感嘆するところがある。

 教科担当「基本は式を簡単にしてから代入するほうが簡単なのだが、いろんな問題を解いているとそうじゃない場合もでてくる。それは経験でわかる。たくさん問題を解くことでわかってくる。また、中2のいま頃からは人が見てわかるノートを作って欲しい。

 全国学力テストと数学 数学Bの問題(写真3)は、よく問題集などでみかけるパターン化された問題ではないため、一筋縄ではいかない。問題を読みとる力、これまで学習してきた数学を使って解決していく力が求められている。これは文科省が数学を使いこなすことが出来れば実生活で役に立つ、数学っていいよねという願いがこめられている。

 例えば、文字を使う良さや一次関数の式の良さ、グラフの良さなど知っておいたら課題を解決すべき手段がひろがる。数学は使え!だ。では、数学Bのような問題を解くには何をすればいいか。それは日々の授業の中にある。授業中に自分の考えをノートに書く。黒板に書かれた解答を待つのではなく、まず、思っていること、考えていることを、とにかく書いてみることだ。書いた後に解答と比べてみる習慣をつける。巻末のあたりにもたくさん問題が載っている、解かない手はない。

追求&探求が、獅子を目覚めさせてくれます。