11月24日 165号 魅力ある授業の創造6~全学年研究授業2から~
大丈夫 一緒に学ぶ 友がいる
千里 九「子どもの力を伸ばすための研究授業の紹介です。今回は保健体育、数学、英語で実施です。」
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研究授業 2年数学 (写真1) |
研究授業 一人思考(写真2) |
研究授業 1年英語 (写真3) |
「魅力ある授業の創造」は本校の研究主題でもあります。学習指導部ではそのために、「大阪の授業スタンダード」の考え方を参考に、「協働学習」をすべての教科で実施していきましょうと旗を振っています。勤労感謝の前日、豊中市教育委員会の方にも来ていただき、教員の相互交流と学習の場、生徒理解を深める場として研究授業を実施しました。
学習到達度調査(PISA)
学習到達度調査?なんだそりゃ?と思われる方もいるだろうが経済協力開発機構(OECD)がおこなっている世界的な調査なのだ。その結果が報道された。「・・・他の人と協力して効果的に問題解決する力を測る調査で、日本の平均点は2位だった。・・・文科省は『2位という結果は、学校の総合学習などで問題解決能力を育む課題探求型の学習に取り組んだ成果だ』と評価している(22日 毎日 )。」課題探求型の学習が今求められている。もちろん九中でも取り組む。
研究授業 3年保健体育 &2年数学&1年英語 学年一クラスを残し、全教職員で研究授業をおこなった。
保健体育(写真右上)今回の授業テーマ「持久走の目標タイムを設定」体育委員のかけ声でランニングが始まった。その後はペアでの縄跳びである。前跳び、後ろ跳び、二重跳びを30秒、バディが回数を数えるとほんのり体が暖まった。教科担当がめあてを示した後は子ども達の出番だ。生徒たちはバディを組んだ。Aが走るとBが記録だ。スタート!運動場を大きく1周すると300m、まず1周走った。次は3周に挑む。3分10、11、12秒!設定スプリットタイムからの誤差(何秒速い、遅い)を走者に伝える。生徒「がんばれ!」「いいよ」「ペースが遅いよ」とバディから具体的な叱咤激励の声がとぶ。
数学(写真1、2)今回の授業テーマ「角の和を求める」「自分の言葉で説明できる」。今回の授業では、星形の多角形の内角の和が180度になるという解がなぜそうなるのか?自分たちでその方法を導き出すという授業だった。生徒達は4人班をつくり、自分で考える時間→ 班で考える時間というように進んでいくと、あちらこちらで活発な議論をおこす。寝てる人はいない。「わからん」と友達に言える生徒がいる。「なんで」とか「わからない」はわかるために必要なプロセスだ。自分たちで解決に向かって和を求めた。
英語(写真3)今回の授業テーマ 「Canの使い方」”出来る”ようになるぞ!めあてを明示した授業と4人班を用いた協働学習実践だ。教室は英語でいっぱい。大型モニターに英語のアニメーションが流れ英語のBGMが響く。「Stand up please!」「How is the weather?」カルタやるよ。正解の単語を選びマーカーで丸をつけていく。頭のウォーミングアップはカルカッタ。次は本題、Canの使い方。4人グループで相談しながらなんとか正解を導き出そうとするが…なかなかの難問に苦労するもわからないときにお互いに質問しアドバイスする姿は技あり一本!
間違えて 協働学習 教導す