学力向上タイトル 「あなたがそこにただいるだけで みんなのこころがやすらぐ

 ホワイトボードで意見交流

道徳 愛情貯金  

 発問を考えよう

道徳:「友達とは?」(写真1)

道徳:「愛情貯金・・・」(写真2)

道徳:タブレットペンを使って(写真3)

 中学校では2019(平成31)年度から”道徳”が教科となりました。ただ知識を覚えさせるだけでなく、問題解決的な学習や体験的な学習を取り入れ、知識をもとに考えさせたい(参考:文科省ホームページ)。ICTも使いたい。水無月16日(水)1限目の道徳の時間、1年生とあるクラスの持ち物は、教科書・ノート、プラス令和の文房具「iPad」が用意されての授業実践です。隣のクラスでは班ごとにホワイトボード(写真1)を使って「友達とは?」を考えていました。1年生 道徳

 「道徳」 ローテーションによる授業づくり

 本校の道徳の授業はローテーションでおこなっている。ローテーションといえば6人制バレーボールを思い浮かべる人が多いだろう。そこで最近気になっているのがバレーのポジションの呼び方である。リベロやミドルブロッカー、ウイングアタッカー・・・、昔からバレーを知る人はそれはどこだ、と悩む。時代ととともに競技の考え方が変わり見る人も対応していく必要があるのだ。さて、道徳は2019(平成31)年度から教科となった。呼び方は変わらないが考え方や教え方は変わる。1年生の道徳では3クラスが同じ単元を使い3回のローテーションで授業をおこなっている。以前の道徳といえば担任が担当をしていたが、今は学年の先生で担当する。生徒も先生も新鮮な気持ちで授業を作るのでお互いにプラスの効果が期待できる。

 さて、水無月16日(水)1限目道徳の単元は、1組から3組までは「近くにいた友」、4組から6組は「愛情貯金をはじめませんか(写真2)」、7組から9組は「ばあば」であった。

 「近くにいた友」友達とは? ~ iPadを使って 考えて 交流して相田みつを美術館より

 某クラスの単元は「近くにいた友」である。まず「友達とはどういう存在か?」をiPadに書き込んだ(左上写真)。生徒からは、当然のように「信頼できる仲間」「自分のことを大切に思ってくれる人」「自分を分かってくれる人」など様々な意見が出てきたのは想定内である。友達とは「人生である」という意見もあった。そうかも。大型モニターにその一部が投影され他の人の考えを共有した。担当者が気持ちを込め本文「近くにいた友」を読む。(P38 ℓ4まで)ストップ!次のページはめくらない。

 自分たちで考えるのだ。 自分だったらどう返すと思う?また、それに対してまたどう返すだろう?こっちの気持ちあっちの気持ちを考える。作ったシナリオをとなりの級友と共有した。じゃぁ話の続きを読み疑問に思ったことを「発問」にしてみよう。いつもなら発問は先生の出番だ。今回は発問自体を自分たちで考える。iPadの画面に書き込んでいく。タブレットペンを使う人あり(写真3)、キーボード機能を使って打ち込む人など様々だ。ケースバイケースで両方の機能を使いこなしていくのが今後の役に立つ。鉄は熱いうちに打つ!タブレットも打つ。最後に担当者は相田みつをの詩を紹介した。「・・・あなたがそこにただいるだけでみんなのこころがやすらぐ そんなあなたにわたしもなりたい(右上写真)」授業の気づきに気づく。

To youどきに 心やすらぐ 深い学び