学力向上タイトル 「研究授業を経て授業力をあげる

千里 九「研究授業は、生徒理解と授業力向上のためにおこなう。それが、学力向上につながる。」

研究授業3年

 研究授業1年 

 研究授業 工夫

研究授業 国語(写真1)

研究授業 社会(写真2)

研究授業 アクティブに(写真3)

研究授業 考える~ 授業は考えて、なんぼ ~ 

  学校の分掌(お仕事)といえば生徒指導部がよく知られていますが、学習に関してさまざまなことを担うところがあります。学習指導部です。九中学習指導部では学力向上&授業力向上を目指して研究授業を企画実施しています。授業終了後には参加した先生で研究討議をおこないました。

 研究授業の前に どんなに先生が授業をデザインし構成に工夫を凝らしても上手くいかない時はいかない、いく時はいく。授業内容と生徒の相性が良ければ、つまりマッチ(を)すると授業は燃えあがり(火事ではない)、盛り上がる。内容理解も深まる。そう、先生も生徒も気分がいいもの。

 先週7日金曜日の6限目、学年一クラスが選ばれ、他のクラスはさようならした。1-3(社)、2-4(社)、3-3(国 写真1)の3クラスが選抜され、この3クラスの授業をすべての先生が参観するのだ。他クラスが完全下校した後、それぞれのクラスに10人以上の先生がペンと資料を片手に教室に入る。えっーーー!なんでうちのクラスだけ?と思う生徒がいても不思議ではない。「(他のクラスが帰るなら) オレもう帰る!」と言っていた生徒も続々現れる先生を前に、「研究授業って、最高やな」と臨機応変に対応する。

 授業は生き物 臨機応変に授業に対応するのは先生も同じだ。授業は「生き物」である。といっても呼吸しているわけではない。授業者が同じ単元の授業を、何回行ったとしても同じ授業は存在しないということだ。クラスが違えば、結果も違う。授業はまさに生き物である。特に今、時代は生徒が主体的に参加できる授業づくりがを求められている。だから授業を成功させるためには、彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず!が必須なのである。教材と生徒の学習意欲のバランス、経験、人間関係などを考察しさまざまな授業戦略を寝る、いや寝てはいけないのでここは練るが正しい。

 1年3組 地理の授業・・アフリカの農業の特徴を学び考えた。まず、円グラフを見て特定の農作物に偏っているな、を理解したうえで写真の登場である(写真2)。カカオ、コーヒー、たばこの画像!これがプランテーション農業だ。プリントに付箋を貼りアクティブなノートを作る(写真3)。アフリカの国々では 単一作物を作り輸出しているのだが(モノカルチャー)、あまりもうからない。価格変動の影響をもろに受け、児童労働の問題もある。そこで班に分かれて考えた。「モノカルチャー経済」脱却の方策を6人集まって文殊の知恵、思案する(写真左上)のだった。6人班だと、リーダー的な生徒がいないとどうしても黙ってしまう生徒がいた。4人班のほうが、自然と話し合いが活発になるんじゃないか(研究討議での意見)。学力向上は九中工場で生産される。

 主体的に参加できる授業づくり 学習指導部