学力向上タイトル 「STF学習(主体的で対話的で深い学び)を目指して」

千里 九「数学の勉強って社会に出て役に立つのか?立ちます。世の中に役に立たない学びはない」

 本時の目標

1年数学 許可書 

 デジタル教科書 円錐の側面積

数学:本時の目標(写真1)

数学:教科書を使って (写真2)

数学:大型モニターを使って (写真3)

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療崩壊が迫っているとして緊急事態宣言が延長中ですが、学校教育活動は感染防止を徹底して継続しています。さて、豊中市では、情報通信技術(Information and Communication Technology 以下「ICT」という。)の効果的な活用をおこなうことで、これまで以上に「子どもたち一人ひとりに寄り添った学び」を実現しようと考えています。豊中市立第九中学校では大型モニターを使った授業が定着しています大型モニターを使って

 ICTを活用した学び・・・ICT を活用した「学び」の基本方針より

 新学習指導要領では、これまでの学習指導要領の「確かな学力・健やかな体・豊かな心」を改めて捉えなおし、「何を理解しているか、何ができるか」(知識・技能)、「理解していること・できることをどう使うか」(思考力・判断力・表現力等)、「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生をおくるか」(学びに向かう力・人間性等)の3つの柱が示されました。この資質・能力を育成するために、学校においては、「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善が求められており、その実現にむけては、情報通信技術「ICT」の効果的な活用が重要となります。また、ICT を積極的に活用して主体的に考え、他者と新たな課題の解決などに取り組むために必要な情報活用能力を育成することは、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」のひとつとして位置づけられています-

 ※豊中市において大型提示装置としての大型モニターの設置率は、各教室100%である。豊中市立第九中学校は当然普通教室に100%設置だ。「主体的・対話的で深い学び」の授業において「大型モニター」は有効に活用できる。1年生の数学では教科書だけでは理解するのが難しい課題に対して、大型モニターを有効に使って生徒の理解を深めた(左上の写真)。

 大型モニターを使っての授業改善 本日の目標、授業の流れが黒板に明示された(写真1)。「円錐の側面積を簡単に解くことができる」である。教科書の説明だけで本当にわかるのか(写真2)?円錐の側面積πrl ?わかる。公式を覚えていれば簡単だ。底面の半径がr 、母線の長さがlの円錐について、側面積は「Π(パイ)rl」で求められる。だが、公式は忘れる。そんな時円錐のしくみがわかっていれば、公式を知らなくてもわかる方法があった。担当者は大型モニターを使い、円錐の動画の動き(写真3)によって生徒から「なるほど」を引き出す。言葉のキャッチボールにより本時の目標を達成した。

 担当者「 大型モニターを使うと生徒たちは動画の動きで円錐形のしくみが確認できます。”百聞は一見に如かず”という言葉があるように数学においては見ることで視覚的に理解できる部分が多くあります。そしてそれを隣の生徒に説明することで、学びの定着を図っています」

 円錐や 授業を終えて わかったで♪